「がったん」日記  2004年1月


2004年1月31日(土)「乗り換えのバリアフリー・みなとみらい線明日開業」

 朝日新聞に「東急東横線・横浜―桜木町駅間が廃線 別れ惜しむ人々」という記事が載っていました。東急東横線に乗り入れて東京都心と横浜の元町や中華街を結ぶ地下鉄「みなとみらい21線」が2月1日に開通し、近くを並走するため、とのこと。きっと、観光等については便利になるんでしょうけど、桜木町駅って1日平均約10万人の乗降客があったんですね。その駅がなくなるというのは、かなり影響が大きいんでしょうねえ。始発で座って通勤、という人も多かったようですから。
 その「みなとみらい」線。渋谷から中華街まで直結、というのはなんかすごいですね。ピンとこないんですけれど、でも考えてみると、乗り換えなしで済む分、観光では移動がらくになるのは事実で。「乗り換えのバリアフリー」とでもいいましょうか。横浜駅も含め、全駅エレベーターや身障者用トイレが完備されるとのこと。利用しやすくなりますね。
 さて、ようやく土曜日。昨夜は就寝20時30分、今朝は起床2時30分。不規則な時間のアップでびっくりなさっている方もいることでしょう(笑)。う〜む。寝かしつけとはかくも奥深い。まあ、かえってすっきりするんですけどね。早寝早起きって。ただ、難点は翌日が休みの日だと、嬉しくて早起きしちゃうことでしょうか(笑)。2時とか3時に。困ったモンです。翌日仕事の時は、7時まで寝ているんですけどね(爆)。


2004年1月29日(木)「身障者用トイレのマークが進化するためには」

 おお、昨夜アップしようと思ったら、子どもたちと一緒に寝てしまい、気がついたら朝でした。う〜ん、やれやれ。
 写真は関東・京浜急行・新逗子駅のトイレのシンボルマークです。5点のマークはわかりやすく、ごちゃごちゃするわけでもなく、好感が持てます。
 このシンボルマークのもつ意味は、「車イスを使ってる人のためのトイレだよ」「だけど、専用ってわけじゃないんだ」「車イスを使ってる人以外の人も使ってね。」「考えられるのは次のような人たちですよ」といろんな説明も含んでいると思います。「専用」から「優先」「共用」の考え方へ。ただ、そのようなPRの意味をこのマークに持たせる必要はそろそろなくなってきているんじゃないか、とも思うんです。バリアフリーの考え方も少しずつ浸透してきている今、もっとシンプルなマークが考え出されてもいい時期かなあ、と。ただこれからも、はじめてこのマークに出会う子どもたちもいるわけで。その辺も考慮するとわかりやすいマークであることが一番。外国の方々にも同じことが言えると思うし。全国探せばもっときらりとひかるマークがありそうな気もするし。まだまだ進化の余地あり、ですね。


2004年1月27日(火)「風邪、気をつけて」

 風邪がはやっています。家でも近所でも。ぜひ気をつけて下さいね。インフルエンザだけじゃなく、吐き風邪とか。小学校や幼稚園ではさぞかし、と思っていたら、中学校で学級閉鎖だそうです。う〜む。


2004年1月26日(月)「少量アップです。」

 少量アップです。今週は本業が忙しくなりそうなので、ちょびちょびと。ただ、駅のデータの追加は、少しずつでもしていきたい。そのように思っております。はい。では、また明日。


2004年1月25日(日)「関東私鉄・京浜急行線のアップ、もう少し!」

 さあ、京浜急行線の既調査分のアップがあと少しで終わります。やれやれ。この1週間は数駅ずつですが、順調にアップでき、よかったです。でも、今週はちょっと本業が忙しいかな・・・。
 今回アップした三崎口駅は、私が産まれた城ヶ島の近くの最寄り駅なんです。半年くらいしかいなかったんですけど、なんとなくなつかしい場所です。海がきれいで、いいところです。今度家族で行ってみようと思っています。


2004年1月23日(金)「房総に行きたい!直通臨時列車が走ります!」

 一足先に、房総に春がきているようです。いいなあ。私は同じ千葉に住んでいるというのに、房総があまりにも遠い。春は花、、夏だって海がいい。いいところだと思うんですよねえ。なのに、なぜ!?なぜに遠いんだろう。でも!今年は2月11日と14日に「春先取り号」という急行列車が走るんです。これだと、常磐線内から乗り換えなしで館山ですよ。自分の家の最寄り駅から2駅戻って茨城県の藤代という駅から乗らなきゃいけないんですけれど、それにしたって3時間。いいなあ。常磐線はいつまでも直通列車からは取り残されてるんですよねえ。臨時列車とはいえ、大変喜ばしいのです。はい。車イスを利用して房総へいこうとしても、普段なら乗り換え3〜4回かかるところを、この直通列車なら1回の乗り換えもなしでOK。これぞバリアフリー!!
 でも、家族みんなで行こうとするとね。計算してみたら2万円ちょいかかるんですよ。これだと、かみさんを説得するのは難しそう・・・。結局行くことになっても、車で行くことになりそう。現地でもバス代とか、本数がないのでレンタカー借りなきゃ、とか言い出したらもっとかかるでしょう。3万円になっちゃうかなあ。それを思うと、ガソリン代3000円位でいけちゃいそうな自家用車に軍配が上がりそう。10倍もの差がつきますからねえ・・・。せめて「春先取り号」を急行列車じゃなくて快速にしてくれれば、2000円くらい浮くのになあ、とかね。いろいろ考えちゃいますねえ。う〜む。やっぱり房総は遠い・・・。
 さあ、皆さんならどうされますか? 


2004年1月22日(木)「外出先のオストメイト対応のトイレの問題」

 今日の朝日新聞朝刊の家庭欄に「分かって知って トイレの悩み」と言う記事が出ていました。人工肛門や人工膀胱を付けた人が外出先で体験するトイレの悩みを書いてあったのです。「がったん」的には何を言いたいかというと、「がったん」では視点が車イスであり、身障者用トイレの有無を取り上げていますが、同じ身障者用トイレでもオストメイト対応かどうかで、随分使える人の幅が広がるのだな、ということ。せっかくの空間なんですから、多目的に、いろんな人が使えたらいいのに、と感じました。そうなると、バリアフリー対応という言葉も、範疇が随分幅広くなりますね。う〜む。
 オストメイトについてもっと詳しく!という方は、ぜひ「稲葉のホームページ」へジャンプしてみて下さい。私が説明するより、キチンと伝わると思うので。私もこれから勉強します。


2004年1月21日(水)「マークだけで意味がわかるかな?」

 埼玉県東武線の草加駅で、左の写真のようなマークを見つけました。見え・・・ますか?青色のマークの部分は、右端から妊産婦と子ども、その次が杖をもった人、お年寄り、車イス、と読み取れます。要するに、このような方々はどんどんエレベーターを使って下さいよ、と。そういうことなのかな、という気がしました。ちょっとボリュームがありすぎる気がしないでもないですけれど、それでもごちゃごちゃしていないというのは、よく考えられた看板内容、といえるでしょう。
 基本は日本語が読めない外国の方々が理解できるマークが、良いマークなのではないかと。勝手に個人的に思う今日この頃なのです。マークだけで意味が分かる、というか。もともとそういうものだと思うんですよ、マークって。一辺でわかること。それが大事なんだと思うし。これからマークを考えようと思った方は、そういうことを念頭に置いて作成してもらえると、よりよいマークになるぞ、と。そんなことを考えた草加駅での出来事でした。


2004年1月20日(火)「3段のためのスロープ」

 愛知県のJR弥富駅です。1番線ホームから改札口に向かう部分がスロープになっているのが写真でおわかりでしょうか。スロープの先、突き当たりが3段の階段になっています。このスロープは、以前は階段しかなかった改札口に後から改築してスロープをつけた様子がうかがえます。
 改築費用は、エレベーターを設置するとかと違ってかなり少なくて済み、かつ効果の大きいバリアフリー化工事ではないかと思います。3段の階段を、駅員さんが手助けして抱えてあげるのがいいのか。それとも、スロープをつけて、車イスを使用している人が自分で利用できるのがいいのか。この辺がいろんな人で価値観が違ってくると思うんですけれども。私だったら後者がいい。自分で移動したい。「お願いします」を言うのが嫌なんじゃない。言わなくても済むなら言わないでよい環境があったほうがいい。生きていく上でお願いする場面は他にももっともっと、たくさんあるのだから・・・。


2004年1月19日(月)「<がったん>の基本的スタンス」

 もし「がったん」の基本スタンスを一言で言うとすれば、「もし使える情報があれば使って下さい。」というところでしょうか。自分が調べたくて調べた情報です。他にも使って便利な人はいる気がします。だったら、ぜひ使っていただきたい。まあ、自己責任で・・・という所はありますけれど。
 基本的に「がったん」の利用は無料です。(冊子版は印刷代として若干の金額は頂きますが。)ですので、という言い方も変ですけれど、データの正確性や鮮度、細かさの点では「がったん」のように無償の場合は今ぐらいが限界かな、と。そのあたりに甘えちゃっていいのかという問題は残るんですが。できるだけ情報は正確に打ち込んでいきますが、もし間違いがあったらお許し下さいませ。特に駅名のふりがな、電話番号ですかね。すみません、根がおっちょこちょいなんです、はい。あとは「いつの間にかエレベーターがついていた」というプラス面の間違いが多いかな。この点は、実害は少なそうだな、と。行ってみたら付いててラッキー、と。
 じゃあ、「がったん」が、どんな次のステップに進めばいいかはまだよく分からなくて。とりあえず今までのぺースでいこうとは思っていますが・・・。どの辺で折り合いを付けていけばよいのかが案外難しい。ましてやこれだけ大きな情報も抱えてしまったし。今後の課題だなあ、と思っています。はい。


2004年1月18日(日)「路面電車停留場のバリアフリー化」

 岡山の路面電車がバリアフリー化されているという記事を「ミチナビ岡山」で見つけました。路面電車は今見直されている交通機関。特にLRV(Light Rail Vehicle:超低床路面電車、愛称MOMO)などが導入されることで、移動しやすい環境が整います。そして設備投資も比較的安くすみ、移動も楽。モノレールや新交通システムを整備するより、よっぽどよいのではないか、と思ってしまいます。
 井上孝司という方の文章も、なかなか説得力があってよかったです。輸送量もあんまり変わらないでしょう、モノレールとかと。昔の交通手段を再考するよい機会なのかもしれません。


2004年1月17日(土)「一日乗降客5000人以下のバリアフリーは?」

 中日新聞によると、JR草津線・手原駅(同市手原)の駅舎改築工事がスタートしたとのこと。完成は今年10月の予定で、総事業費は13億円。エレベーターなどバリアフリー化も実施されるとのことで、そうか、15億円もかかるのか、と。ピンとこないけれど、それぐらいのお金がかかるんだな、と感じました。
 このニュースを見て思ったのは、一日の乗降客が4400人だという事。交通バリアフリー法では、一定規模の旅客施設の例として、「鉄道駅については、1日の利用者数が5千人以上であること又は相当数の高齢者、身体障害者等の利用が見込まれること等。」と書いてあります。そうすると、なんていうか、5000人以下の駅はどう考えていけばいいのか?というところに行き着くと思うんですね。まあ、くくりというか、「線」は必要だから5000人というのも順当かな、とは思うんですけれど、基本的にはすべての駅にエレベーターが付いて欲しい。でも、確かに「すべて」というと現実味が薄れてしまうのも事実。だから、乗降客の少ない駅には自由に使えるスロープを必ず設置する、とか、きめ細やかな法律にしてもらえたら、もっとよかったかな、と今になって思うのです。バリアフリーというと、まずエレベーターに思いが行きがちで、スロープは気付かれにくかったりするけれど、もっとスロープが見直されていいと思う。乗降客が5000人以下だからいいや、じゃなくて、乗降客の少ない駅には少ない駅なりの設備設置を考えていくべきではないか。そういうことを思ったわけです。


2004年1月16日(金)「鉄道会社別・バリアフリーリンク集作成中」

 気分を変える意味で、トップページの背景を変えてみました。どうでしょう?ちょっぴり春らしくなりましたかね。
 今、各会社別のリンク集を作っています。私自身すごく欲しかったんですよ。各会社の<バリアフリー>に関するページのトップに張られたリンク集。まずは自分が欲しくなる機能を「がったん」に加えていく。これがまずは一番かな、と。そんなことを思っているわけです。
 新年ですから、いろんなことにチャレンジしたいとは思うんですけれど、早々からインフルエンザでつまずいてしまいました。あまり飛ばしすぎる事なく、しっかり歩いていきたい。慎重な、春です。
 みなさんの春は、いかがですか?北海道をはじめとする北国のみなさん、寒波が今週はかなりきつかったようですね。お見舞い申し上げます。お大事に。


2004年1月15日(木)「恐るべし、インフルエンザ!」

 大変長くお休みを頂いてしまいまして、すみませんでした。今年は、というか、今年も年末年始、結局体調を崩してしまいました。なんとか一番ストレスのたまりやすい12月を乗り切ったと思ったら・・・。気が緩んだようです。
 それにしても見事にかかっちゃいました、インフルエンザ。40.3度まで熱が上がり、やれやれ、といったところでしょうか。まあ、家庭的には、緊迫した日々ではあったんですけれど(笑)。なんといっても5年前4人全員かかったことがありますから。その時は下の娘は1歳4ヶ月。今回お世話になったタミフルという特効薬も、48時間に服用すればかなり効果があるらしいですけれど、最近1歳未満の子には強すぎるみたいで、ストップがかかったらしいですね。小さいお子さん、あと高齢の方は特にご注意下さいね。
 またアップを再開しますので、どうぞよろしくお付き合い下さいませ!


2004年1月8日(木)「広島駅も変身中!」

 広島県のtomokoさんからメールが届きまして。広島駅が変身中とのこと。詳しい内容は以下の通り。
「広島駅ですが 在来線のエレベーターの工事が始まっていました。この3月には出来あがる予定のようです。先に1,2,3番線が使えるようになるみたいです。その後残りの番線、新幹線のエレベーターと通路をつなげていくそうです。」
 tomokoさん、メール、ありがとうございました。広島もまたゆっくり歩いてみたいです。


2004年1月7日(水)「常磐線茨城県内で春先にかけ変化か?」

 帰省時に常磐線を普通列車で往復しました。一昨年に同じ風に帰省したときと主要駅を中心に変化が見られました。特に春先に変化が見られるようです。私もわかり次第お伝えできればと思っています。
 年が明け、仕事も始まり、身体も少しずつ慣らしていかねば、とは思うものの、仕事と「がったん」の2つのリズムを思い出すまで少し時間がかかりそうです。この冬調査した内容もそうですし、昨年の夏に調査した情報もまだアップできていないので、がんばってアップしていきたいと思っています。


2004年1月5日(月)「今日は神奈川県の京急線の情報をアップ!」

 昨日はなんか、普通列車でゆっくり帰ってきて、車中時間がたっぷりあったので、さくさく「がったん」の仕事ができました。途中、子どもたちと「じじ抜き(トランプ、です)」選手権も企画、参加しなければならなかったり(笑)、必ずしも集中できる環境ではなかったんですけれど。でも、たまってる情報をたくさんアップできると、なんかすっきりして気持ちいいです。今年はぜひこの調子でがんばっていきたいです。はい。


2004年1月4日(日)「東京駅変身中!」

 今までも少しずつ変身していたのですが、とうとう東海道新幹線と中央線を除くすべてのホームに、自由に使えるエレベーターが設置されたようです。詳しいことはこの目で確認はしていないんですけれど、あともう少し、といったところでしょうか。
 振り返ればこの「がったん」でも、何度も「日本の首都の駅をバリアフリーに!」という提案をしてきましたが、少しずつ変わってきているのだな、と強く感じます。東京駅は象徴的な意味合いもあると思うんですよね。ですから、ぜひ今後も積極的にバリアフリー化を推進していって欲しいと思っています。
 駅が大きすぎてなかなか紹介し難い駅ではありますが、いずれわかりやすくレポートしたいと思いますので、ご期待下さい。
 今日はUターンしなきゃならないんですけれど、新幹線は混むので常磐線をゆっくり普通列車と特急列車で帰ります。空いてるといいんですれど。


2004年1月3日(土)「kayoさんがサポーターに加わって下さいました!」

 新年ですが、新しくkayoさんがサポーターに加わって下さることになりました。kayoさんは北九州の折尾駅のエレベーター設置運動に一所懸命活動されていた方です。署名活動など、その行動力は私もとても尊敬しております。しらかわさんもお友達でいらっしゃいますので、なにか北九州で分からないことや相談してみたいことがあったら、お二人にメールしてみてはいかがでしょうか。今後ともよろしく御願いします!
 さて、今、実家の仙台にきております。例年よりもあたたかかく、雪も降っておりません。朝の寒さも千葉とあんまり変わらない気がします。2年くらい前の正月には、子どもたちと庭でミニかまくらを作ったりできたんですけどねえ・・・。かみさんの実家の新潟上越もそうなんですが、冬寒いときにあたたかかったり、雪がどかっと積もるべき時に積もらなかったりすると、確かに過ごしやすくて助かるんだけれど、果たしてそれでいいのかな、とも思います。地球の温暖化とかね、考えちゃいますよね。じわじわと進んでいて取り返しがつかなくなるのではないか、とか。元に戻すためには同じくらいじわじわと時間をかけなきゃいけないのだろうし。いろいろ考えてしまう帰省です。


2004年1月1日(木)「あけましておめでとうございます」

 さあ、新年です。今年はどんな一年になるでしょうか。バリアフリー的に言えば、これからますますエレベーターなどが整備されていくのでは、と感じます。「がったん」もバリアフリーの現状を追いかけていきたいと思っています。また一年間よろしくお付き合い下さい。