がったん日記 2004.12.


2004年12月31日(金)「今年一年、ありがとうございました」

 おかげさまで、今年もあとわずか。あっという間だったような、とてつもなく長かったような…。個人的には、向き不向き、とか、相性、とか、いろいろ考えた一年だったような気がします。まあ、なんとか年が越せそうです。
 「がったん」も5年目に突入し、ますます充実したホームぺージを目指していきたいと考えています。仕事もだんだん忙しくなり、時間は充分かけられないかもしれませんけど…。自分自身のライフワークとして、情報発信していくという姿勢にはかわりありませんので、来年も気長にお付き合い下さい。では、よいお年を!


2004年12月30日(木)「ハンドル型電動車イスの列車利用その後」

 12月24日の共同通信によると、JR東海は駅施設での「ハンドル形電動車いす」使用を認めることにしたそうです。これは法務省の勧告を受けての判断だとは思いますが、声を上げたことで、いろんな事柄が動いていくなだなあ、とあらためて実感。社長さんによると、「『一律』を問題にされたので、利用可能な所は検討を進めたい」と説明したとのこと。今後、受け入れ駅については他の鉄道事業者と同じように対応するとのことなので、新幹線では認めず、一部在来線にとどまるのでは、とのこと。う〜ん、ハンドル型電動車イスユーザーの方のお話も聞いてみたいものです。「がったん」を見て下さってる方で、もしいらっしゃいましたらお話聞かせて下さいね。


2004年12月29日(水)「千葉は、雪が降りましたよ」

 初雪です。しかしながら、1センチは積もったかな。久し振りですねえ。去年は本格的には降らなかったように思うので。子ども達は大はしゃぎ!しかし、大人はどきどきですね。電車は車両からホームに降り立つとき、ホームが滑りやすいし、特に車は怖いです。みんなほとんどの人が夏タイヤだと思うので、思わぬ事故を引き起こしそう。みなさんも気をつけて下さいね。


2004年12月28日(火)「国土交通省<快適性・安心性評価指標>について」

 共同通信の記事を見ていたら、国土交通省が22日発表した公共交通の「快適性・安心性評価指標」の結果が載っていました。それによると、首都圏の鉄道で、入り口からホームまで車いすでも行けるバリアフリー化された駅の割合が最も多いのは東急東横線で90・5%ですって。なるほどねえ。ただ、パーセンテージで表そうとすると、駅数の多い鉄道会社は不利かな?東武鉄道やJR東日本とか、ちょっとかわいそうな気もする。まあ、首都圏に限定してあるから、まあ、いいのか。ただ、東急さんががんばってるのは、わかります。続いて2位は小田急小田原線の84.8パーセント、3位は東急田園都市線の81.5パーセント。いつか「がったん」なりのお出かけランキングでもしてみようと思うんだけど。せっかく全線乗ってるのだし。でも、公平性に欠けちゃうかな。う〜む。
 ちなみに、国土交通省の指標の基準は、以下のとおり。1.「やさしく利用できる」、2.「気持ちよく利用できる」、3.「分かりやすく利用できる」、4.「安心して利用できる」という4つの視点に立ち、全部で49の具体的な指標を提案したとのこと。
 逆にバリアフリー化されてない、という駅の割合の少ない鉄道は、0%の都営地下鉄大江戸線、東京メトロの銀座線、有楽町線の3線とか。ん?でも、銀座線はともかく、大江戸線は全駅にエレベーターがあると聞いてたけど。でもすご〜く地下深く走ってるって言うから、それで前述の4つの基準にひっかかったのかなあ。よくわかりませんが。感じ方は人それぞれだし、地上から地下6階ホームまで移動するのに時間がかかっても、自由に使えるエレベーターが完備していればいいや、という人もいるだろうし。難しい…。
 相変わらず、更新ペースがゆっくりですみません。


2004年12月25日(土)「駅バリアフリー化情報、続々」

 なんとか仕事も一段落。しかし、今度は家の大掃除が待っている…。なんとか、「がったん」の時間も確保していきたい。しかし、最近毎日、仕事で遅かったりして、家族には迷惑をかけたので、家事もがんばらねば!家族あっての「がったん」ですから。そんなわけで、あいかわらずマイペースの更新ですが、よろしくお付き合い下さい。
 1週間更新できなかっただけで、書きたいことが山のようにたまってしまっています。とりあえず、今日はバリアフリー化されたりトイレの設置情報など、便利になった情報を載せておきました。トップページをご覧下さい。
 あと、「車椅子の方のための駅情報」というHPをリンクさせて頂きました。管理人さんは中学二年生とのこと。まだスタートしたばかりのようですが、ぜひ息の長い活動にして下さいね。応援しています!


2004年12月18日(土)「ハンドル型電動車イスの列車利用は?」


 仕事が慌ただしく、相変わらず断続的な更新が続いています。お許し下さいませ。
 12月17日の産経新聞によると、JR東海が電車や駅構内で、電動スクーターやシニアカーと呼ばれるハンドル型電動車いすの利用を拒否しているのは「身体障害者に対する不当な差別的扱いで、重大な人権侵害行為」として、法務省は、ほかの鉄道会社と同様に利用を認めるよう勧告したそうです。ハンドル型車イスって知ってますか?私なんかは「シニアカー」という名称の方がぴんとくるんですけれど。いわゆる一般的な電動車イス、とはちょっと違います。かなり大型になるんですね。そうなると、電車の車内で過ごすにはかなり無理がある、と。特に、通勤型の入ってすぐ車内、というタイプの電車なら乗れても、特急とかのデッキがあって車内にさらにドアを通るカタチの車両の場合、車内で方向転換が難しいであろう、と。
 新聞では次のように書いてありました。
「JR旅客六社のうち、ハンドル型電動車いすの利用をすべての車両で禁止しているのは、北海道と東海の二社。理由として東海は、(1)利用者を含め百キロ以上の重さになる(2)回転半径が大きい(3)介助のための取っ手がない−の三点を挙げ、「利用者と介助する乗務員の安全が確保できず、災害などの緊急事態の際に誘導が難しい」(東海広報部)と説明。
 車いすの利用自体は六社とも認めているが、ハンドル型の場合は、在来線などの両開きドアなら車両内に入れるものの、新幹線や特急電車などデッキ付き車両だと、乗降用ドアから入れても、車両内が狭くて回転できず、「六社とも、デッキ付き車両での利用は認めていない」(同)という。
 小田急電鉄は、エレベーターなどバリアフリー化した駅ではハンドル型車いすの利用を認めているが、「ロマンスカーなどデッキ付き車両での利用は無理」(広報部)。西武鉄道も「スペース面で入れない車いすの場合は乗車をお断りしている」(広報)という。」
 どうなんでしょう。物理的に駅、車両とも移動できるのであれば、利用してもいいと思うんです。ただ、現実的にハンドル型電動車イスで利用できる車両は、今のところ限られそうですね…。私自身ハンドル型電動車イスで列車を利用している方と出会ったことがないので、わからない部分が多いです。昔ながらの電動車イスのイメージは、あるんですけどね。これから話題になりそうな予感がしたニュースでした。


2004年12月13日(月)「被災地の障害者の生活とは」

 今日の関東地方のNHK教育TVで福祉の特集をやっていて、そこで中越地震の被災地での障害者の生活にスポットを当てていました。そこで感じたことをここにメモしておきたいと思います。
1.車イスで生活している人が、地震にあったとき。
 ※移動の自由が制限される難しさがある。
 ○道路がでこぼこになり、車イスで走行ができない。また、割れたガラスも走行の妨げとなった。
   →逃げ道がなくなる!
 ○避難所は仮設トイレも使いにくく、建物の段差などもあり、過ごしにくい。
   →車の中での避難生活を余儀なくされる。
 ○電話がつながらない→メールでのやりとりはつながりやすい。
 ○自分なりの避難マニュアルをこの機会に作成した。
2.知的障害、自閉的傾向のある人、精神障害のある人が、地震にあったとき。
 ※目に見えない障害への理解の難しさがある
 ○新しい環境の変化になじめない。
 ○大きな声を出したとき仮設住宅に居づらい。(壁が薄いので)
 ○冷たい視線に耐えきれず、車中での生活を余儀なくされる。
 
 行政側も障害者がどこでどう生活しているのか把握できない、障害者が相談できる機関がない、という問題も。今後はコーディネーターを中心とした支援システムを構築していく必要があると、番組は締めくくられていました。
 私が思うに、障害を持っている人にとって、行き場所、居場所がないんですね。関西大震災では、避難所が混乱した反省を元に、数ある避難所のうち、養護学校を障害者の避難所として指定したとの話を聞きました。そうすることで、居づらいという思いも軽減され、情報が集約する場所としてセンター的な役割を担うことになる。「養護学校に行けば相談できる」という安心感ができると思うんです。それがこのシステムで一番のよいところだと思う。どうでしょう?ぜひ各地で知恵を出し合い、住みやすい生活を考え出していけますように−。


2004年12月12日(日)「内閣府の<障害のある当事者からのメッセージ>意見募集について

 がったんサポーターのkayoさんより、メールをいただきました。内容は以下の通りです。
>平成16年12月3日〜12月31日まで、内閣府では、「障害のある当事者からのメッセージ」の意見募集として、
> アンケートなどの募集をしています。
> 詳しくは、こちらです。http://www8.cao.go.jp/shougai/pubcomme/m-gaiyou.html
 皆さんの中で興味のある方はぜひ内閣府のホームページにジャンプしてみてはいかがでしょうか。確かに当事者でなければわからない大変さは、どこかで声にして周囲に伝えていく努力が必要だと思ってます。「知ること」と「知らせること」がセットになって、いろんなことが変わっていくのかな、と。そんなことを思う師走です。


2004年12月11日(土)「近鉄線アップ、まもなく完了」

 ようやく近畿最大の私鉄、近鉄線のアップが、もう少しで終了予定です。地下鉄との乗り換えがある駅は、立体構造のため、あまりにも複雑で、文章で表現することよりも視覚的に理解した方が間違いがないと思うので、大阪市営地下鉄さんにリンクさせて頂くことにします。そちらの構内図が非常にわかりやすいので、ぜひジャンプして下さい。
 今日はようやく週末。今週は声の出し過ぎか(別にカラオケとかサッカーの応援のため、ではありません。風邪でもないです。)声帯を痛め、声が出ず、おまけに腰を少し痛め、やれやれの日々でした。もう随分よくなってきたんですけど、えらいめにあいました。う〜む、12月は毎年鬼門なのかなあ。必ず体調を崩してます。疲れがたまるころ、というのもあるのでしょう。みなさん、元気にお過ごし下さいね。


2004年12月9日(木)「休みが続いてすみません」

 仕事が忙しく、更新ができず、訪れて下さっている方、すみません。もう少し、お待ち下さい。
 あと、「全国駅改築カレンダー」の内容を、2004年度分について今週末に再調査しようと思っています。
 「がったん」のことだけ一日中没頭できる日があったらなあ、と最近思うんですけどねえ…。まあ、本業や家族あっての「がったん」ですし、これくらいのペースがちょうどいいのでしょう。まあ、ぼちぼち、いきます。どうぞ、よろしくです。


2004年12月2日(火)「新潟その後〜年末の帰省は」

 上越新幹線が年末の帰省ラッシュぎりぎり12月28日で運転を再開するというニュースに続いて、在来線の信越線柏崎−長岡間が11月29日に復旧したとのこと。一部で徐行運転しているとのことですが、とりあえず線路がつながったと言うことは、すごく安心感があるだろうなあ、と感じたニュースでした。
 今年は帰省の表情が様々だろうな、と感じました。でも、がんばって帰りましょう。ふるさとをあたたかく、人でいっぱいにしましょう。よい年越しになりますように−。