がったん日記 2004年3月


2004年3月29日(月)「九州新幹線と肥薩おれんじ鉄道の明暗」

 だいたい想像はついていました。少ない需要の奪い合いになり、新幹線の華やかさが突出し、在来線が片隅に追いやられている姿を。実際に各駅に降りたって見ると、在来線に活気がない。新幹線開業とともに、在来線はJRから切り離されて第3セクターの道を歩みました。しかし、その結果、運賃は上がり、無人駅は増加、ワンマン化、乗り換えの煩わしさと、マイナス面ばかりが見えてきます。駅員さん、車掌さんが一気に少なくなったので、運転手さんがなんでもこなさねばならない。おまけに手薄になるから、運賃の授受が確実に出来ているのか、心配な光景も・・・。
 「マイレール」の意識が育つのはいいです。でも、JR九州だって、地元に根付いた経営はしていたはず。このままじゃ、全国新幹線を作るたびに3セクターばかりが増えていくことになりそうです。
 それもこれも、速さばかりを追求しすぎた結果ではないか。今の在来線を生かした「ミニ新幹線」という選択肢だってあったはず。山形、秋田両ミニ新幹線の成功例もある。乗り換えをなくすというだけでも、地元にもたらすメリットは大きいはず。地元じゃ、新幹線の高架下の激しい騒音と振動の問題が出てきている様子。おまけに引っ越そうにも十分に金額的な補償が得られないケースが多いとも聞きます。
 すばらしい新幹線でした。ロケット、弾丸のようでしたよ。でも、その走っている下で、様々な問題が起きていること…。何とかしなければなりませんね。
 帰ってきました。結局更新作業は、フェリーの船上からは成功したものの、その翌日はホテルから携帯でやってもだめ、おまけに昨日小倉駅前の公衆電話からアタックするもだめ。ああ、何でだめなんだろう…。こっちの問題も何とかしなければ…。


2004年3月26日(金)「今、日本海、島根沖。フェリーの船中です。」

 じゃん。今は船の上。島根沖になるでしょうか。海が、きらきら光っています。そんななか、パソコンをパチパチ。「がったん」にすべてを捧げようと思っていたんですが、ああ、仕事が終わらず、持ってきてしまいました。う〜。なんといっても年度末。休みをもらう前に仕上げたかったんですけど。く〜!まあ、がんばりますよ。
 船は新潟県の上越・直江津港から乗りました。かみさんの実家がそばにあるんですよ。なので、千葉から上越へは家族で車。帰省も兼ねてるんで。で、直江津からは私一人。博多まで20時間30分の船旅です。
 案外日本海航路って知られてないんですよね。直江津のみならず、敦賀、新潟、秋田などに寄港地があり、北海道や九州に安く移動することが出来ます。フェリーの船内もバリアフリー化が進み、今日乗ってる船も身障者用トイレが設置されてるんですよ。機会があったら、ぜひ!
 このまま、あと6時間乗ったら博多です。その後は西鉄を調査して鹿児島まで普通列車で南下し、九州新幹線沿線の様子を調査してくるつもりです。そして、小倉まで普通列車で北上し、鹿児島本線の各駅を見てきます。詳細は後日。では、また!


2004年3月25日(木)「突然ですが、九州に行ってきます」

 まあ、私的には全然突然ではないんですが、仕事も休みが取れたので、夜が明けたら九州へ行ってきます。新潟経由でフェリーに乗り換え、九州に入る予定です。今回の目的は九州新幹線と在来線の調査。博多〜鹿児島間の駅を、時間のある限り調査したいと思っています。


2004年3月22日(月)「九州情報〜しらかわさんより」

 連日掲示板にしらかわさんが書き込みをして下さっています。ありがとうございました。早速アップしておきました。
 写真もあるんですが、調査した情報がたまる一方ですので、しばらくはとにかく写真は後回しにして、文字のみの情報をアップしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


2004年3月20日(土)「鹿児島のバリアフリー化された路面電車」

 更新作業がすごく滞っていました。何度も遊びに来て下さっていた方、すみません。本業の仕事も昨日で一区切りついたので、しばらくはがったんの方にも力を注げそうです。
 今日はネットを散歩していて見つけた、鹿児島の路面電車の話題を。鹿児島の路面電車は「超低床電車(ユートラム)」というバリアフリー化された電車が一部導入されていて、一時間に一本の割合で市内を走っています。鹿児島市のホームページに乗車方法が写真入りで詳しく掲載されており、併せて「超低床電車(ユートラム)」のことも詳しくわかるというよいページです。一度ごらんになってみて下さい。
 全国で今、路面電車が見直されていますね。建設費も安価で済みますし、鉄道と違って駅舎での垂直移動の心配が少ない。駅舎の心配をしなくていい分、車両を工夫すれば車いすを利用した乗降も、かなり便利なものとなります。バリアフリー的にはよい選択肢といえるでしょう。一列車あたりの輸送量の問題はあるけれど、全国から次々と消えていった路面電車の存在を見直していくのもよいかと感じたこのごろであります。


2004年3月15日(月)「上越・並行在来線はどうなる?」

 3月12日の毎日新聞で「地域に根ざした鉄道を−上越・並行在来線、市民懇談会が提言」という記事を見つけました。昨日の「がったん日記」で九州新幹線のことを書きましたが、同じような現象が上越でも、北陸でも、長崎でも、そして北海道でも起きてくるはず。「地域の足」ではなく、「東京への足」であって、毎日の生活に本当に役立つのかどうか、すごく心配なんです。
 実はかみさんの実家が上越で、よく帰省するんです。「アンケートによると、日常的に在来線を利用しているのはわずか4%。」というのもうなずける部分もある。確かに3両編成の普通列車でOK、という輸送量だったりするし。だけども、それでいいのか、という気がするんですよね。
 地方に行くと、人口が元々少ないんだから、利用者だって少ないんです。それが普通列車しか走らせられない第3セクターになったら、経営が成り立たないのは当然じゃないですか。それを沿線自治体が担っていくのには限界がある。公共交通機関とはなんだろうと、考えさせられる今日この頃なのです。


2004年3月14日(日)「九州新幹線開業!」

 昨日、九州新幹線が部分開業しましたね。地元では、どうでしょう。新幹線と在来線が分離されたことで、在来線の経営が不安定になるのでは、という懸念もあると聞きますが…。東北新幹線の八戸延長開業でも在来線問題が浮かび上がっていると聞きますし。生活の足として考えると、バランスが難しいですよねえ。推移を見守っていきたいです。博多〜鹿児島間が完全開業するのが6〜8年後と言いますので、どちらも大事に育てていきたいですね。


2004年3月13日(土)「DAIさんの千葉県内房のホームページ」

 「がったん」のサポーターのDAIさんが「内房線談話室」というホームページを作られました。その中で「バリアフリー情報 充実プロジェクト」というのを企画し、今は主に内房線のバリアフリー情報を発信されています。地元の人にしかわからない情報もあると思うので、内房線方面に出かけられる方は是非一度ごらんになってみてください。


2004年3月11日(木)「笹井タクシーさん、軽ではなく1400ccの自動車でした。」

 すみません、笹井タクシーさん、前回の日記に「軽自動車」と書きましたが、正しくは1400ccでした。そうか、キューブって1400ccだったんですね。すっかり軽とばかり思っていました。笹井タクシーさん、ご迷惑をかけ済みませんでした。
 本職の仕事が忙しく、更新作業ができずにいます。おまけにノートパソコンへ以前の環境を戻そうと思っているのですが、なかなかうまくいきません。まだまだパソコンは初心者な私です。
 あと、情報提供とか、相互リンクの依頼などが何件か来ているのですが、アップできずすみません。週末には時間をとって作業しますので、もう少しお待ちください。


2004年3月8日(月)「車いすタクシーのホームページ、笹井タクシーさん」

 静岡県沼津市で営業されている「笹井タクシー」さんからメールをいただきました。このホームページを見れば、キューブ・スロープ付タクシーのことが写真入で良くわかります。1400ccの車に車イスをたたまないで乗り込めて、かつ、あと一人助手席に乗れてしまう、おまけに普段は普通の小型タクシーに変身!これからは気軽に乗れる、このようなタイプのタクシーが増えていくのかも知れませんね。お近くにいかれる方はぜひ利用されてみてはいかがですか?「観光や冠婚葬祭で、車いすを使用して電車/高速バスで伊豆方面などにお越しになる際は、ご予約いただければ、新幹線三島駅、東海道線沼津駅、片浜駅、原駅、沼津インター、愛鷹パーキング等、お客様のご都合のいい場所でお待ち申し上げます。」とのことです。


2004年3月6日(土)「JR成田線情報〜Uさんより」

 連日いろんな方に情報をお寄せいただいております。ありがとうございます。今日はUさんより、成田線成田駅の情報を教えていただきました。成田駅もとうとう自由に使えるエレベーターが付いたとのこと。有名な成田山があるから、助かる方が多いのではないでしょうか。乗換えする人も多そうですしね。Uさんありがとうございました。


2004年3月5日(金)「JR常磐線情報〜かめきちさんより」

 サポーターのかめきちさんより、常磐線我孫子駅の情報を教えていただきました。我孫子市で市内の駅のエレベーターを整備しているんですけれど、駅の外から駅の改札まではそれでエレベーターが付いたとしても、駅改札から駅ホームまでは車いすエスカレーターでの移動だったり。結局どこかで駅員さんの手を借りなければいけない状況は変わらなくて。う〜む。難しいですね。この件はまた詳しく書きたいと思います。


2004年3月3日(水)「JR横浜線情報〜MAYさんより」

 サポーターのMAYさんより横浜線小机駅の情報を教えていただきました。合わせて以前私が調査した情報もアップします。横浜国際競技場の利用、これからもっと増えそうですね。
 トップページの壁紙を変えてみました。春ですからねえ。気持ちよく行きましょう!


2004年3月2日(火)「東急東横線の更新スタート」

 今日から東急東横線の情報をアップしていきます。お楽しみに!


2004年3月1日(月)「松江駅バリアフリー完成」

 山陰中央新報によると、松江駅のバリアフリーが完成したとのこと。よかったですねえ。島根の玄関駅ですものね。宍道湖とか。ああ、なんか松江に行きたくなっちゃった(笑)。もし、お近くの方がいらっしゃいましたら、レポートしてくださると嬉しいです。
 東急の各駅を最近アップしていますが、ピンチヒッターのデスクトップからの更新のため、写真がアップロードできずにいます。あとで、ノートパソコンに戻ったとき、設定やらなにやらこんがらがるのを防ぐためです。ノートパソコンの修理が完了するのがあと、1週間から10日ほどかかるとのこと。じっと我慢の日々なのでした。