2004.7月 「がったん日記」


2004年7月31日(土)「駅のスロープは、<待てる>文化が支える」

 近鉄をひたすら3日間歩き回りました。そこで感じたのは、近鉄が小駅、中駅でとてもスロープを大切にしているということ。確かに都会の大きな駅とは単純に比較はできないかもしれないけれど、バリアフリーって別にエレベーターだけじゃないんだよ、スロープだってきちんと整備すれば、十分移動が楽になるんだよ、ということを教えてくれている気がします。
 昔あった小さなスロープを「安全」を考えて跨線橋にするか、それとも「安全」策を施して整備し、残すか。近鉄は後者をとったと言えるでしょう。そして、特筆すべきは、列車が頻繁に通るんです。そのたびに遮断機が下りて、お客さんは待たされるわけです。でも、待ってるんですよ、みんな。遮断機をくぐったりせずに。「待てる」文化が根付いているからこそ、できることなのかもしれませんね。地域性、文化の違い、なのかな。関東と関西、都会と田舎。何を根拠に、という気もしますが、確かに違うところも歩きもします。皆さんはどう思われますか?
 さあ、今日は京阪、阪急などを歩いてきたいと思います。


2004年7月30日(金)「奈良です。空を見上げてみると…」

 …いい天気なんです。36度なんです(笑)。しかし、台風はすぐそこまできているらしく、本当に自分は台風を呼ぶのだなあ、と感心します。昔仕事をしていたとき、2泊3日、総勢15名ほどで岩手に出かけたことがありましたが、行きの新幹線は台風の直撃を受け、運休。指定席も消え、自由席で岩手へ。で、帰りは強風が木を倒し、これまた乗るはずの新幹線が運休。指定席もなしに。しかし、復旧直後の新幹線というのは大混雑するんですね。もう乗れないんじゃないか、っていうくらい。車イスユーザーも何人かいたので、なんとか駅長事務室にかけこみ、バラバラに指定席を押さえ、事なきを得ましたが…。もう我ながら、嵐を呼ぶ男ならぬ「台風を呼ぶ男」だなあ、と。
 しかし、今回は妙〜なコースを台風はたどっているようで、おまけにほとんど動かない(笑)。これはどういう意味か?台風は、一番私がダメージを受けやすいパターンを考えているんじゃあないか(笑)?今回は長いのだけど少ない休みを駆使し、かつ、格安ホテルを押さえているんですけど、日程がずれると非常に困るんです。ぜひ台風さん、お手柔らかにお願いしますよ。
 おや、急に外が暗くなってきた(笑)。やれやれ。では、また明日。


2004年7月28日(水)「関西私鉄調査、決行中。しかし台風が…」

 どうも。三重県松阪の夜です。資金と、年休との背水の陣。自分の中ではこの調査にかなりのエネルギー、想いを込めているんですね。家族のこと、仕事のこと…。今できることを、せいいっぱいやろう。そう考えて昨日名古屋を経由して、関西入りしたわけです。なのに、台風が、自分を追いかけてくるように関西へ(笑)。明日、あさってが山だとは思いますが、日程が大きく狂いそうで、ちょっとどきどき。う〜む…。
 なんとか台風よ、お願いだから少し離れてくれ〜。


2004年7月26日(月)「新潟県内の移動は高速バスが主流」

 新潟県はとても高速道路が発達しています。そして、新潟近辺を除くと流れがスムーズなため、高速バスがとても発達しています。安くて、そこそこ早くて。乗り換えもない。若干渋滞などで時間が読めないところもありますが、それにしても便利です。ただ、車イスユーザーにとって利用しやすいかというと、必ずしもそうではなく、今後考えていく余地があるといえば、車内に乗り込む際の垂直移動(リフトやスロープなど)、そして車内の平行移動(通路を広く、または乗車口付近に車イスを意識した(畳んでも、乗ったままでも)座席。そして、車内での座位確保、トイレの確保などがあげられるでしょう。そこをクリアできれば、かなり有益な交通手段になると思われます。
 しかしながら、町を少し離れると、公共交通機関が心細くなるのが、地方の実情。そんなわけで、各家庭にはマイカーが2台、3台という家も多く、それこそ高速バスなどを使わなくても、最初からマイカーで、となるかも。でもでも、やはり、そういう家庭だけではないだろうし、選択肢は多い方がいい。これ、「がったん」の主張、です。


2004年7月25日(日)「キャンプは車、が常識?」

 行ってきました、キャンプ。群馬県の高山村にある「みどりの村」というキャンプ場。我が家は帰省先の新潟への通り道ということもあり、千葉からだと中間地点でちょうどよいんですね。で、車にキャンプ用品をがんっ!と積んで。楽しんできました。「おにやんま」も飛んでいて、子どもたちも満足していた様子。随分子どもも大きくなったので、キャンプも楽になりました。今は新潟県上越市。夕立が降って、すこ〜し涼しくなった夕方、この日記を書いています。
 で、キャンプ場内には身障者用トイレもあり、車イスユーザーも安心して利用できそうです。「がったん」的には鉄道で、といいたいところですが、あのキャンプ道具の量を考えたら、車に軍配が上がりそうですね。圧倒的に移動も便利だし。ただ、車を持ってないとキャンプが楽しめないかと言えばもちろんそんなことはなく、テント以外にも、バンガローやキャビンという選択肢もありますし。それだったら、鉄道とバスで、ということも可能ですよね。
 皆さんの夏、どんな夏になりそうですか?


2004年7月24日(土)「明日はキャンプ。楽しんできます♪」

 とはいうものの、暑くて既に日常生活でばてているので、う〜ん、という感じなんですが。帰省の途中にキャンプしていこう、というお安くあげよう的発想なのですが、既にばてている親。そして、部屋に広がる荷物(テント、寝袋とか)をちゃんと車に積めるのかが心配…。おっきな車じゃないもので…。
 そんなわけで、明日の更新は、夕方から夜にかけてになります。


2004年7月23日(金)「トップページを涼しげに模様替えしました。」

 毎日暑いので、気持ちだけでも爽やかに、ということで、トップページを涼しげに変えてみました。どうでしょう?何枚目の壁紙かな?これからも「がったん」をどうぞよろしくお願いします!


2004年7月22日(木)「「がったん」の更新は基本的に朝になります」

 子どもたちは夏休みがスタート。いいなあ。親はもちろん仕事。毎日40度近い暑さの中、毎日クーラーのない職場でへろへろ…。そんなわけで、夜ごはんを食べたあとは、家族全員で20時過ぎには寝てしまうようになりました。そして、4時頃起きて、というのが理想なんですが、今朝は6時半ごろまで寝てしまい、あれれ(笑)。まあ、疲れていると言うことで…。
 そんなわけで、「がったん」の更新は基本的に朝になりそうです。ただ、調査先や帰省先からは今まで通り夜の更新になりそう。変則的になることをお許し下さいませ。
 今日こそは、過ごしやすい一日になりますように…。


2004年7月21日(水)「名鉄沿線の子どもたちって、いいな♪」

 今、名古屋鉄道の駅情報をせっせとアップしているんですけれど、思い出したのは名鉄のパノラマカー、いわゆる展望車の存在です。昔特急用に使用していた車両を、今、普通列車で使用しているみたいで、特急券なしで利用できます。この車両のなにがいいかというと、運転席が2階のため、先頭車両の最前列が、だーんっ!とかぶりつきで一番前なんですね。なので、大変眺めがよろしい!まるで、自分が運転しているみたいなんですな。きっと地元の子どもたちには大人気のことでしょう。このような車両は小田急のロマンスカーもそうだった気がしますけれど、あちらは特急列車ですから。JRでも特急列車の一部に存在するだけだと思います。いいなあ、名古屋っ子は〜。まあ、大人もどきどきしますけど(笑)。がったんの調査でも、大変重宝した車両でした。


2004年7月19日(月)「福井地区の皆さん、大丈夫ですか?」

 仕事が一段落したと思ったんだけれども、なかなか「がったん」のことができず、哀しい今日この頃。こんどこそ、一段落したので、明日からは怒濤の更新ラッシュ!といきたいものです。
 そんななか、福井地方でも大雨のニュース。鉄橋が流されたり、土砂崩れがあったり。鉄道も大きな被害を受けているようですね。どうぞお気をつけて。私も今週末新潟に帰省の予定なんですが、大丈夫かな?


2004年7月14日(水)「新潟地区の皆さん、大丈夫ですか?」

 新潟県では豪雨で大変なことになってるみたいですが、近くにお住まいの方、大丈夫ですか?お見舞い申し上げます。かみさんの実家も直接的には被害の場所とは違いますが、新潟県。なんとなく、心配になってしまって…。
 災害って、防ぎようがないときもあるのかな、と。どれだけ対策を講じてもね。やはり、自然の力は大きい。そんなことをあらためて思うわけで。「ニンゲンヨ、オモイアガッテハイケナイ!」という自然界からの警告なんだろうな、と思うわけです。自分のことばかり考えず、いろんな事を考えれる存在でありたいと、あらためて思った夜なのでした。


2004年7月12日(月)「更新一休みしてすみません」

 仕事がようやく一段落しました。またぼちぼち更新をスタートしますね。どうぞよろしくお願いします。


2004年7月7日(水)「シニアカーについて」

 今日は七夕。しかし、暑い。千葉は明日35度ですって。もう〜、梅雨はどこ行った〜!?
 さて、先日「日本テレビ『真相報道バンキシャ!』」という番組で、電動車いすと電車の線路事故をテーマに番組が放送されました。私自身は仕事の関係で見ることができなかったんですけれど、がったんサポーターの「とも」さんが実際に番組を見た感想を送って下さいました。本人にご了解を得て、ここにメールの一部を紹介しますね。
 「昨日の番組、拝見しました。線路での事故、多いものですね。私が歩いて出かける区域には線路はないので、私は側溝の穴に気をつけています。   
 番組で取り上げていた車いすはシニアカーと言います。ジョイスティック型(片手)で操作できる電動車いすは医者と役場担当者が危険を判断して運転できるか審査があるはずです。(10年前ですが、私のときはありました)外を歩くためなら、よけい審査が厳しかったと記憶しています。シニアカーはバイク屋さんで買えそうなので、そのような審査はないのでしょうか。
 穴にはまった場合、どうすれば良いか…。売り手がしっかり教えていただきたいです。一度だけではなく、毎年定期的に…。高齢者には特に必要だと思います。番組では線路にはまらないようにするためには、直角に歩くことを教えてくれました。あの番組は良かったと思います。」
 シニアカー。「AKUSTO」さんや「AUTO SAGA」さんのホームページをみたら、スピードは最大6キロで17キロの距離を走れるとのこと。15度の坂を上ることもできるそうです。値段は10数万円。免許がいらない分、車道ではなく、歩道を走ることになっているようですね。でも、思いっきり車道を走行しているお年寄りの方も多いような気がします。シニアカーユーザーというのは、微妙な立場なのかも、とあらためて感じました。車中心の社会自体にもちろん問題があるのだろうけど、でも、かといって、車なしの社会はいまさら難しいわけで。うまく共存できるアイディアを考えないと、そういう時期に来ている気がしました。あと、側溝の溝も、安心して移動するためには、大きなハードルになりますよねえ…。
 いろんな角度から物事を考えていくということは悪いことではないと思うので、これからも、いろんなカタチでこうした「考える輪」が広がっていけばいいなあ、と考えています。ともさん、ありがとうございました。


2004年7月5日(月)「暑いけど、がんばりましょうね♪」

 なんなんだ、この暑さは!仕事にならない、というか、倒れそうですう…。まあ、水分補給を怠らないよう、がんばっておりますですよ、はい。
 夏の調査日程も、大体決まりました。あとは私の体力あるのみ!?が、がんばるぞっ!!(汗)


2004年7月4日(日)「掲載駅2000駅突破!」

 おかげさまで、本日、掲載駅が2000駅を突破しました。最終的には現在調査済みの駅と、今夏と今冬調査予定の駅、合わせて3000駅近くになる予定です。来春になると思いますが、細く、長く、お付き合い頂ければ幸いです。


2004年7月3日(土)「サポーターの皆さんへ〜TVの取材の件で」

 ごめんなさい。事後報告になりそうですが、日本テレビから「がったん」のホームページを見たとのことで、以下のような内容の問い合わせが来ました。
 「日本テレビ 報道局の番組『真相報道バンキシャ!』(毎週日曜18:00〜放送)を担当している者です。先日、熊本でありました踏切での電動車いすと電車の接触事故をきっかけに、電動車いすで駅・線路・踏切、また普通の歩道等で『こわい思いをした』 『ヒヤッとしたことがある』という方の生の貴重なご意見を取材したいと思っております。そして、今週の日曜日(つまり明日)の放送に急遽その体験者の貴重な声を入れたいと思っておりまして、電動車いすを利用されている方で『怖い思いをした』という方を知りませんか。」
 「がったん」のホームページを見てらっしゃるとの事だったので、「がったん」のサポーターの方々に相談されてはいかがですか?と返事をしました。もし日本テレビのスタッフの方からメールなどが行きましたら、趣旨をお聞きになって、もしよかったら協力してあげて下さい。放映も明日らしいので、テーマが興味深いので、見てみるのもよいのでは、と感じました。
 
 さて、今まで「がったん」のサポーターの活動内容について、ホームページ上に、以下のように記していました。
 「駅情報のサポート、サポーターのみなさん一人一人がその町の観光案内所になっていただけたら、と思ってます。で、その町のことを知りたい人が、それぞれの方にメールでアクセスしていく。そんな仕組みを作れれば、「がったん」の足りない部分を補っていけると思うのです。「リンク集」というと、ホームページ同士のつながりだけれど、ホームページはもちろん、ホームページを持っていなくても全国網の目のようにネットワークができ、「がったん」が情報交換ができる広場になるのでは、と考えています。その仲間作りをこの「サポーター制度」を通してできたらいいな、と。…」
 しかし、今回このようなカタチでマスコミの方からオファーがあり、そういうアクセスの仕方もあるんだな、と知りました。このようなカタチで新しいネットワークが広がることは、意義あることだなあ、と感じる反面、サポーターの方々にはメールアドレスを公開していただいており、ということは、インターネットの特性上、不特定多数の方々の目に触れることでもあります。今後サポーターの方々のプライバシーの保護について、もっと真剣に考えなきゃいけないのでは、と感じた次第です。もちろん、今回の日本テレビの件は、良識あるオファーだったんですけど。もしサポーターの方々から、今後の運営に関して、ご意見を伺うことができたら、と考えています。メールアドレスを公開せず、「がったん」の私経由でメールを転送する事にするとか。今回の件で、やはりメールアドレスを非公開にしたい、もしくは、この「サポーター」という制度、運営自体についてのご意見でもかまいません。どうぞ、よろしくお願いします。