がったん日記 2005年4月


2005年4月30日(土)「鉄道事故、そのとき障害者は」

 昨日はJR宝塚線の事故について、自分で感じたことを書かせていただきましたが、大阪のやまなさんからも車いすユーザーの視点から、この事故に関するメールをもらっていましたので紹介しておきます。
「本日、伊丹に行く用が有り伊丹市バスに初めて乗りました。ノンステップバスが沢山運行されていて、運転手の対応も
大変感じ良く、バスを基本にする市内交通もなかなか便利と思いました。日頃、地下鉄・私鉄・JR西日本乗継ぎでほとんど用が足りる大阪に居ると、車椅子対応バスが10%未満の大阪市営バスへの不満が多いのを実感しにくいのですが、地域内交通はバスが便利と良くわかりました。バス停の時刻表にノンステップバスの表示が無く、バスが来てみないと乗れるかどうか分からないのがダメでしたが、デクパックの両端に差し込み金具を取り付け、バスドアの両端に受け金具が設置してあり、ワンタッチで確実にデクパックを固定設置出来る工夫がグッドでした。
 伊丹はJRと阪急が500mくらい離れて併置され、その間を歴史的景観地区として整備しています。JR伊丹は不通で閉鎖されていて、宝塚・伊丹〜大阪は阪急・阪神が振り替え輸送をしています。JR伊丹駅はもっかゴーストタウン状態です。
 今度の大事故では車椅子乗客の有無は報道されていませんが、実際に車椅子の乗客はゼロだったのでしょうか?
もし、乗車していたらどのような事態が起ったのでしょうか?今後、車椅子乗車について過度の固定議論が起ったり、何らかの制限を考える動きが出ないかと懸念されます。」
 実際のところ、車いすを利用した乗客、または視覚、聴覚の障害、そして知的に障害を持った方など、実際にこのような事故に遭遇した場合、どのような立場に置かれてしまうのか、またどのようなフォロー体制があるのか、気になるところです。
 あと、青森のミー子さんからもこのようなお便りを頂きました。
「久しぶりに東京に行きました。多動傾向のある息子を連れて行ったのですが、車椅子などと違う困難がありました。それは、トイレです。前回はお父さんも一緒だったので感じなかったのですが、小学3年生の息子。大人には、まったく警戒心がありません。駅などのトイレで母の私も入れるトイレは、こだわりなのか一切拒否。男性用トイレしか(新幹線の中でも)入りません。ちょっと目を離すと見つけられなくなるのですが、そのわりには、親がちょっと「待っててね、この荷物守っててね」って言って一人にしても親の姿が見えないと泣いてしまいます。母親がトイレに入ってしまうと、その前に、トイレの前で「トイレ行くから待っててね」と言っても、トイレを済ませて出てみると涙を流してうろうろしていました。
「お母さんがいなくなった」そう言っていました。男性用トイレに一人でというのも大人への警戒心がないためちょっと不安です。そして母親の私がトイレに行くとき、待つことに不安があり、でも女子トイレには入れないと思っている我が子をどうしたら良いのか、戸惑いました。電車や新幹線の中での多動は、薬やそのほかの工夫で解消されつつあります。
でも、やっとそれを乗り越えたと思ったらまたすぐに違う問題。今度の通院は、半年先、さてどうしたものか。」
 周囲からの視線とか、言葉かけが、車いすとは違った意味で大変気になるし、傷ついてしまったりすることが多いことでしょう。特に予期せぬことが突然起きてしまうと、自分の中で対応できなくなって、いわゆるパニックになってしまうことが多かったりします。っていうか、誰でもパニックになるでしょうけども。今回の事故だったら。その度合いが強い、と。
 社会にもう少し「ゆとり」が欲しい。教育にしても「ゆとり」が否定されてばかりの今日この頃。でも、相手を思いやるためには、ある程度心にゆとりがないとできないと思うし。ぜひ、「がったん」でも、いろんな視点で「バリアフリー」を考えていきたいと思っています。


2005年4月29日(金)「関西のJR宝塚線事故に思う」

 やっと更新ができました。今日からゴールデンウィーク。仕事も持ち帰ってきてはいますが、なんとか、「がったん」にも時間を割いて行きたいと思う今日この頃です。
 「がったん」でも、この事故に触れないわけにはいかないでしょうね。先日大阪で起きた列車事故。一瞬のうちに家族を失ってしまう悲劇。自分の身に置き換えてみると、想像を絶する出来事。
 私自身、いつも電車を利用するときは、一番前の車両、または一番後ろの車両に乗車します。そん方が座って、本が読めるし。あと、「がったん」の調査では、先頭車両に乗ることが多いです。それこそ運転席の真後ろに立ってますから。それだけに、今回の事故は他人事じゃなく、おまけに昨夏には宝塚付近を調査してるし、つい1ヶ月前には「がったん」の調査で宝塚線直通の同志社前駅付近の片町線やJR東西線を調査で歩いてたんです。
 大阪から京都とか、私自身は18切符というJRの切符があるので、関西でもJRを利用することは多いですが、単独で切符を買うと私鉄の方が運賃が安かったりするんですよね。自分でもきっと悩むと思うし。「今日はJRにしようかなあ、安い私鉄にしようかなあ。」とか。運賃では私鉄に勝てないJRは、スピードで勝負するしかない。鉄道会社だって商売だから競い合うのは仕方がないのはわかっている。けれど、あらためて、犠牲にするものがとても大きいのだな、と言うことが今回の事故でわかりました。車体だって、軽量化を図れば、スピードも、燃費も良くなる。だけど一方で、車両自体の耐久性はなくなってしまう。そのことに納得しながら乗車しないといけない社会。まあ、軽自動車だって、同じことが言えるのかもしれないですけども。
 私は飛行機は極力乗りたくないんで。いや、落ちたら怖いじゃないですか。逃げようないし。でも、電車なら、安全だ、という気持ちが私の中にはやはりあって。でも、先頭車両は「がったん」の調査時以外は乗らなくなる気がしますね。まあ、調査の時は乗りますが…。う〜む…。明日はやまなさんのこの事故に関するメールをご紹介します。
 最後になりましたが、今回亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。


2005年4月24日(日)「神戸の<ユニ介護>という福祉タクシーさん」

 神戸の福祉タクシーを運営する<ユニ介護>さんからメールを頂きました。内容は以下の通りです。
前略 私どもは神戸でタクシーや特に福祉タクシーを営業しているユニ介護という会社です。宜しければ一度ホームページを見ていただけませんか。
氏名  (株)ユニ介護
  住所  神戸市兵庫区駅南通2-1-28
事業許可と認可 介護保険 指定訪問介護 居宅介護支援 福祉用具貸与 
タクシー関係 一般旅客運送許可(タクシー)
 神戸市消防局認可 患者搬送認可会社
神戸市内で最も安い福祉タクシー運行会社
  他社660円中型タクシー 当社590円
他社大型リフト割引後 2440円 当社1930円  他社軽小型割引後  1790円  当社1410円
URL  http://www.kcc.zaq.ne.jp/dffuq600    e-mail unikaigo@helen.ocn.ne.jp
神戸もすっかり慌ただしく通り過ぎることばかりになってしまっている今日この頃。いつかゆっくり、昔歩いた町並みを歩いてみたいものです。神戸に足を運ばれる方はぜひ、<ユニ介護>さんのホームページをのぞいてみてはいかがですか。


2005年4月19日(火)「最近の車いすにおける車内環境〜近鉄特急を例に」

 最近、我が家の近くを走る常磐線に大きな変化が起きそうです。それは並行して走る「つくばエクスプレス」が今夏に開業することになったからです。
 今までの新しく開業する路線は、初乗り運賃が200円とか高いことが多かったのですが、つくばエクスプレスは初乗り160円!高速バスより安くって、おまけに速さも申し分なしとくれば、JRに対抗する条件は充分。
 対抗策として、JRはこの7月に常磐線だけのダイヤ改正を実施。その内容をみたら、つくばエクスプレスを意識しているのはわかるんです。それにしても、今までの常磐線沿線のうち、我孫子市に対しては、すごく厳しい内容で…。新設される特別快速も通過、今まで止まっていた特急もすべて通過。ああ、なんだか取り残されたような、淋しい気持ちの今日この頃なのでした。 
 あと、やまなさんから、近鉄特急の車内レポートが届きました。紹介しておきますね。
 「近鉄特急の車椅子席の様子送ります。新幹線と同じようなスペースと思いますがどうでしょうか?近鉄電車はきれいで使いやすく気持ちが良いです。ただし、特急料金がかかり、これは障害者割引が無いのが残念です。(大阪ー名古屋:片道座席指定特急料金2000円)。これが問題なく乗車出来るのに新幹線は何故ダメなのでしょうか。近鉄の改札で話すといつもエー何でと驚かれます。」
 そう、車内に身障者トイレが設置される動きは、すっかり定着し、新造車両では必ずと言っていいほど設置されるようになってきていますね。その内容も、室内空間の広さ、あたたかさ(イメージとしてね)共に向上している気がします。機能面はそれぞれ人によって感じ方が違うとは思うんですけれど。思い出してみれば、昔の(今も走ってるかな?)新幹線の身障者用トイレ、すべてステンレスの銀色で、冷たいイメージがあったなあ…。便座に座るのも勇気がいったような記憶があります。空間だけは広いんですが、それがまた寒さを増幅させていたような…。その時はそれが当たり前だったし、とても感謝したものですが、最近の良いトイレを体験してしまうと、なかなか昔には戻りにくいものですね。…というようなことを、このやまなさんのレポートを読んで感じました。


2005年4月17日(日)「車いすを使っての<移動>を考える」

 小倉駅について、しらかわさんより再びメールが。
「小倉駅は最近時々使うのですが、2Fには行けないと思い込んでいたので、また、用事のあるときに行くのでじっくりと調査しないままでの情報で申し訳ないです。今回、初めてモノレールの改札と利用可能ということを知りました。お恥ずかしい限りです。夏に来られたときはじっくり一緒に調査しましょう。その前にも下調べ十分しておきます。」
 すみません。でも、夏、一緒に歩くのを楽しみにしていますね♪
 あと、エレベーターについて、やまなさんからレポートがもう1本届きましたので、紹介しておきます。
「駅へのエレベーター表示はアクセス通路や道路から、誘導が始まらないと大きな駅では役に立ちません。新宿や大阪駅で始めての人が地下鉄へのエレベーターを捜すのは至難の技です。迂回率が何倍にもなります。乗り換え駅では、他社線まで改札から改札までのルートに沿った誘導が必要ですが、特にエレベーターの位置がハっきりわかることがポイントです。一般主要階段には必ず、エレベーターはあっちの矢印標識があれば良く分かります。この前送った大阪駅前横断歩道橋への主要階段には、左右にエスカレーターとエレベーターが並んで設置されていますが、エレベーターは上下どちらを階段と合わせるのかで、ずいぶん分かりにくくなったりします。写真のばあい2階の位置に合わせてあるので、1階のエスカレーター側からは表示がなければ、エレベーターが反対側の奥まった位置にあることはまったく分かりません。エレベータ標識ステッカーが貼ってあればと思いませんか?」
 そうですねえ…。東北出身の私ですが、千葉に15年住み、東京都内をはじめとする関東は、何となくイメージできてきましたが、関西はまだまだぴんと来ない部分が多いです。やっとルートを見つけても、そのルートの動線上には<後付け>のためエレベーターがなく、ルートからはずれてエレベーターーに乗り、再びルートに戻るため、またまた本来のルートに戻るためのルートを探さなければならない…。
 それを支援するための「標識ステッカー」であると思ってます。標識を掲げる<場所><位置><個数><デザイン><色>…。アイディアを出し合っていきたいですね。


2005年4月16日(土)「車いすを選択すると言うこと」

 広島のtomokoさんからメールをもらいました。
 「やまなさんのハンドル型電動車椅子は小さいタイプなんですね。普通のタイプの大きいのしかみたことがなかったので。車椅子と一口にいっても…障害によって 様々だと思うし…そういう考える場が あったら いろんなことが わかることがあるかも…と思います。
 私の今乗っている車椅子も こっちの方がイイかも 軽いしと教えてもらったタイプです。もう一台ほしいのでカタログを見ながら、検討中です。
 ☆確かに迂回することが多い。駅の表示は がったん日記にあるようなものが わかりやすいかなと思います。広島駅  も今度 よくみてきます。
 ☆路面電車に乗ってきました。車両の中から一枚 鉄板を、中にいる料金を計算する人がいて その人が出してくれて   乗るようになってました。車両とホームに隙間があるためです。段差がないタイプに乗ってきました。」

 車いすにもいろいろあると言うことを、私も仕事で接することが多いはずなのに、最新情報ってなかなか手に入りにくいもののような気がします。外国製のものとか。使いやすさで選べば、もっと選択肢は広がると思うのですが。


2005年4月15日(金)「やまなさんの万博レポート」

 すみません、明日、とか予告すると決まって仕事が立て込みアップできない日が続きますが(笑)。では、やまなさんのレポート、行ってみましょう。
 「4月9日土曜で快晴、暑いくらいの一日でしたが、名古屋駅から万博会場までと会場内、問題の会場間ハイブリッドバスなどを乗車チェックする交通行動に大阪から参加させていただいて感じたことなど報告いたします。
1、ハンドル型電動車椅子へのJR東海の対応の変化
<名古屋駅での乗車>
 車椅子での集団乗車の中では特に補装具支給証明書を要求されなかった。これは昨秋の交通行動の時も同様だったので、補装具乗車実施後で対応を変えたかは不明で、単に他の車椅子の中に小型のハンドル型がまぎれていたので、気がつかなかったのかも分からない。
<愛知環状鉄道、万博八草駅>ではハンドル型も問題にしていないので、名古屋駅で乗り換えるハンドル型が出てくる事に気付いていないように思いますがどうでしょう。(この会社はハンドル型もOKと確認)
 帰途、偶然出会った大阪の介助付き車椅子の人と、2台で名古屋駅から乗車したときは「シニアカーは証明書が必要、所持しているか」と問題にされた。しかし、既にホームに上がっていて、夜9時前で時間も遅く、乗車出来ないと大阪に帰れないと強く乗車を頼むと了解してくれた。人権侵害勧告で少し態度を変えたのかもと思われるが、真意はまだ不明です。
2、会場迄のアクセスー名古屋駅から
○名古屋ー万博八草、直通エキスポシャトル
 対応が遅くて、出来るだけ迅速に乗車させると言う他社のような考えがない。携帯スロープ板も最初スキー状2枚板のものを持って来て、ダメと指摘されて巾広の2枚折り畳みを持って来たが、巾が70cmギリギリのようで通常のジョイスティック型で乗車の際ゆとりが無く、あれがJR東海で導入テストしているとの携帯スロープ板としたら、問題ありです。時間的には地下鉄利用の方が早くて料金も安い様です。単独車椅子の場合は割り引きがあるのでかなり差が出る。
○リニモ
 段差はほとんど無く、大多数の車椅子は携帯スロープ介助は必要ないように感じた。ホームの場所によっては隙間が大きな所ができるのでしょうか?特に問題ないが、ホームが狭いのとエレベータが小さいのが気になりました。
○会場間ハイブリッドバス
 3点固定出来ないと乗車させないとの問題のバスですが、小型のハンドルが多電動は最初まずダメと言われました。ダメかどうかは実際に試さないと分からないからやってみろと要求すると固定出来ました。どのようなマニュアルによって判断しているか分かりませんが、公式バリアフリーガイドブックでは、「固定出来ないものについては乗車をお断りする場合があります。」となっているので、一律に乗車させないのか、断らないばあいがあるのか詰める必要があると思います。しかし、会場内外のどの乗物もまったく固定していない、モリゾ−ゴンドラのように凄く横揺れするものでも、固定装置さえ設置してないのに、どの車椅子も無条件乗車出来るのに、なぜこのバスだけ非常識な固定を強要するのか、乗物全体の乗車条件から突出している理由がありません。協会に強硬に申し入れて下さい。IMTSの運行認可条件に陸運局が無人運転を認めず、ガイドとして乗務員をのせろと言われたと聞いたので、それに似た事情があるのかもわかりません。確かめてみて下さい。
3、その他気付いたこと(ケアセンターの担当者と話したこと)
(A)バリアフリー情報の出し方や、実施の方法は現在どのようにすれば実態に合うか試行錯誤の段階なので、気が付いた事はどんどん教えて欲しいとのこと。
(B)申し入れしておいたこと
・会場間バスの固定問題、これは動愛知実行委員会から改めて申し言れがあるのできちんと対応して欲しい。
・車椅子でそのまま直ぐ入場出来る館の情報が欲しい。車椅子入場出来ても整理券が当日終了など、館によって事情がいろいろを一々車椅子で聞いて回れないので、入場の時ここは直ぐOKの情報が欲しい。
・電動車椅子の充電が多くの場所で出来るようにして欲しい。
遠来の入場者はバッテリー残量気になります。場内は起伏が多く案外バッテリーを消耗しました。JR東海の映像館内に直ぐ使えるコンセントがあったので、上映中に充電を頼んだがダメでした。車椅子の充電を拒否されたのは初めての経験でした! 各パビリオンに拒否しないよう要請してくれと頼みました。

 久しぶりの万博で楽しめそうでした。自然ともよく溶け込んで環境に配慮していることが良く感じられる設計で、バリアフリー用の公式ガイドブックが発行されているように従来の万博に比べると配慮は格段に向上しています。しかし、実際にパビリオンにどれだけ入場出来、一般の人と同じように楽しめるかが問題です。気が付いた事はどんどん申し入れして気持ちの良い万博にしたいものです。

 さらに、中日新聞に記事が掲載されたそうです。以下はその記事の内容です。

「中日新聞記事の掲載紙面です。記事内容に対して、JR東海から「このような記事を書くのは如何なものか」とクレームがあったそうです。
2005.4.10 中日新聞 34面 愛・地球博 車いす対応に“段差” 利用者が交通点検 会場間バス 一時乗車拒否も
 愛・地球博(愛知万博)の会場内や行くまでの交通手段の使い勝手を車いす利用者が確かめる「春の交通行動」が九日あった。電動車いす利用者五人がボランティアらと参加。会場間を結ぶ燃料電池バスで乗車拒否されそうになったり、鉄道各社の車いすへの対応が違ったりするなどの課題が浮かんだ。
 愛知県重度障害者の生活をよくする会などのメンバーらが実施した。JR名古屋駅からエキスポシャトルとリニモ(東部丘陵線)を利用した。
● 固定装置合わぬ
長久手会場と瀬戸会場を約十分で結ぶ燃料電池バスは車いすの場合、車輪など三点をベルトで床に固定する。大阪市の山名勝さん(62)のハンドル形電動車いすを見たスタッフは当初「固定装置と合わない」と乗車を拒否。山名さんは「とにかくやってみて」と乗り込み、固定してもらうことができた。
しかし、車いす二台を固定するのに五分以上かかり「そもそも電動は安定性が高く、こんな固定は必要ない」と参加者
瀬戸会場から愛知環状鉄道の万博八草駅に向かうシャトルバスでは、輪留めをしてシートベルトをするだけで済み、名古屋市の平山晶士さん(29)は「このように僕らも気軽に乗せてほしい」と話していた。会場内ではゴンドラや隊列走行バスIMTSにも乗ったが、固定などの必要はなく快適だった。
● 車両を指定され
 会場までの交通機関ではハンドル形車いすへの対応の違いが分かった。同車いすの使用を一律拒否し、法務省から改善勧告されたJR東海は今年三月、法律に基づく「補装具」として車いすを給付されたという証明書があれば乗れることにした。
 しかし、給付を受けられる人は限られ、山名さんも自前。普段は乗車拒否されるが、この日はほかの車いすに交じって証明書なしでJRのエキスポシャトルに乗れた。 シャトルが乗り入れる第三セクターの愛知環状鉄道の駅員に対応を尋ねると「形が違うだけです」と気にしない様子。リニモでも証明書の提示は求められなかった。JR名古屋駅では他の車両が空いていたが「車掌がいる一番後ろの車両へ行ってください」とホームを移動させられた。リニモは制約はなく、担当者が「どこに乗りますか」と聞き、希望の場所にスロープ板を置くなどの配慮をした。」

やまなさん、いつもありがとうございます。電動車いすの外出先の充電問題は、切実ですよねえ。ガソリンスタンドのような、「充電スタンド」など、考えていけないですかね。


2005年4月13日(水)「再考。何故エレベーターのありかが分かりにくいのか?」

 最近話題になっている九州は小倉駅。しらかわさんがあらためてレポートしてくださりました。ありがとうございます!
 「こんばんは。昨日、小倉駅の確認をしてきました。駅改札からは一階下の2階部分にエレベーターがありました。エスカレーターで降りれば難なく行けるので、疑問を感じなかったと思いますが、車椅子利用者にとっては認識できません。 ただこのエレベーターはバスターミナルに行くエレベーターのようで、私の認識している限りではバス停と言う離れ小島です。駅前繁華街に行くには一階まで降りて行きますので、2階部分は通ることがありませんでした。2階部分は駅前の伊勢丹デパートには接続しているようです。2階部分にはエレベーターの案内はありませんので、勝手を知っている人しかエレベーターが利用できません。
 先日、モノレールを使ったことがないのでわかりませんと書きましたが、モノレールの改札はJRの改札の反対側にあり、私が気がつかなかっただけでした。ちなみにモノレールは主要な駅にはエレベーターもついていて、車両の乗降に10センチほどの段差がありスロープを取り付けて利用可能ということでした。」
 そうです、これです(笑)。そうかあ、バスのりば行き…。あの日、寝台で東京に帰るため、小倉の夜を歩いていたんですけど、てっきり道路にも降りれるのかなあ、と思っていました。暗かったのと、光り輝くエレベーターに感激して(笑)、肝心なチェックが甘かったです。次回今夏に訪問したいと思っているので、モノレールとセットでじっくり調査しますね。その時はまたよろしくお願いします!
 ただ、今思い出しても、そうかあ、改札は3階だったなあ、駅の外に出ると、モノレールが駅に突っ込んでいくように、図上を走っていたなあ、とか。いろんなことは思い出すんですけど、やはりおおきな駅は、数十分の調査ではだめですね。反省!やはり地元の方の視点が、「がったん」にはどうしても必要だとあらためて実感する出来事でした。今後とも各地のサポーターの皆さんには、情報提供等お願いできれば助かりますので、よろしくお願いしますね。
 しかし、始めてその駅を訪れた人でも、パッとイメージしやすい、そんな表示がやはり必要ですね!何回か利用して試行錯誤しなければ、一発で移動できないのは、やはりわかりにくい施設そのものにも問題があるけれど、あとはどのように「ガイド」できるかだと思うのです。
 そんななか、何故エレベーターのありかが分かりにくいのか、ということを、きょうさんが考えてくださって、掲示板にかき込んでくださいました。この日記でもあらためて紹介しておきますね。
 「やはり、最初から付けていなかったからかなぁと・・。後から付けたから歩く人と動線が違うということもあるんじゃないかと。私が考える理想は、階段とエスカレーターとエレベーターが並んであるということです。そうすれば、どれを使うか選べるし、わかりやすいでしょ。」
 なるほどね。移動の仕方は、それぞれベストな方法があるので、選択できると移動しやすさは格段にアップすることでしょう。どこか、そういう場所がなかったかなあ、といろいろ思い出してみたんですけど、確か、成田空港の出発ロビーだかには、階段とスロープが並んでいる場面をみましたね。もう、あとからスロープつけました!て言うんじゃなくって、最初の設計段階から両方考えて作っている。すごく、自然。とけ込んでるって言えばいいでしょうか。空港って、そういう意味じゃ昔から進んでますよね。ただ、まあ、車いすの移動を考えたと言うよりも、あの、なんていうんでしょ、ごろごろ転がすトランクみたいなものがあるじゃないですか。きっと、それを念頭に置いて設計したのかなあ、と、昔から思ってもいるんですが。20年前も駅には全然エレベーターがないのに、空港は結構あったですものねえ。デパートもそうでした。まあ、エレベーターがないデパートなんて、想像できないけど(笑)。要は大きな荷物を持った人のために、エレベーターはあるのだろう、と。発想の中に、「車いす」がなかったんじゃないか。「ベビーカー」もそうだけれど。それが今、いろんな人が「車いす」のことを意識しながら町作りに関われるようになってきたのだと思います。
 で、時代は急速に進んでいく中、時代が「車いす」に追いついたけれど、今度は「ハンドル型車いす」の出現に(?)時代が驚き、戸惑っている。それが、やまなさんがいつもレポートしてくださるいろんな出来事につながっていくんじゃないかと感じています。では、明日はやまなさんからメールしてもらった「愛知万博、春の交通行動」レポートを紹介したいと思います。


2005年4月10日(日)「現地でわかりやすく表示があれば…」 早速九州のしらかわさんからメールを頂きました。
 「小倉駅のことが話題に上ってましたが、通常の利用は南口が多いのですが、南口のエレベーターすぐにわかりましたか?私が最初に行った時はすぐにわからず、近くの店員さんに聞いたのですが、それでもずいぶん迷いました。指し示す方向になく、展示を頼りに覗くとCafeがあり、その横にあるとは思いもよりませんでした。表示の仕方としては良いと思うのですが、情報がきちんと伝わらないのでは、ちょっと疑問です。」
 なるほど。もしかすると、日記に載せた光るエレベーターは、北口のエレベーターなのかも…。確かに上の写真のエレベーターの場所はわかりにくい…。先日やまなさんと話していたときも、エレベーターがあったとしても、場所がわからなければ意味がない。かといって、ホームページなどで詳しく説明すると言っても限界がある。現地でわかりやすく表示があれば、それで済むのにね、と。そういう話しをしてたところでした。きっと、掲示板に書き込みしてくださった「きょう」さんも、同じように考えていらっしゃるのではないでしょうか。今回の上記のエレベーターなどは、わかりにくさで言えば、その典型といえるでしょう。どう変えていけばわかりやすくなるのか。アイディアを出し合う必要がありそうです。


2005年4月8日(金)「エレベーターの場所、ルートをわかりやすく示そう!」

 おとといの日記の続きで、情報を<生きた>ものにするために、どう工夫すればよいのか、そのアイディアを一つ。「がったん」では駅にエレベーターがあるかどうか、駅が自由に移動できるか?をシンプルに表示していて、具体的に駅のどこの場所にエレベーターがあるということは、現地に行って、わかりやすい情報があればいい、と書きました。わかりやすく情報を現地で提供することは駅側の仕事と言えるのではないか、と。それを具体的に考えていくと、左の写真なんかがその参考になるのではないか、と。左側が神奈川県の根岸線本郷台駅、右側が兵庫県姫路駅です。
 例えば、左側の写真のように、エレベーターがあります。で、エレベーターの横にはシンボルマークが表示されているわけですね。ただ、このままだと、エレベーターの前に来ないと、場所がわからないわけです。あくまでも駅の外からホームまで移動するためにエレベーターを使うわけで、エレベーターの場所の情報が、離れた場所からでもわからなければならない。で、移動しながらでもわからなければ、情報として使い物にならないわけです。
 それじゃあ、というわけで、床に線を引いて誘導していく、という方法があるのではないか。よく、病院等で検査室などへのルートをいろんな色で示しているのを見たことがおありの方もいらっしゃると思います。
 でも欠点は、病院と違って、人混みが多く、床面が雑踏で隠れてしまって見えにくくなることが予想されます。すると、やまなさんとも話したのですが、やはり天井にルートを示す表示が有効だろうと。そうなると、人混みの中でもはっきりわかる。ただ、こちらの欠点は、ルートを最初から最後まで示すことが難しいこと。天井にずっとラインを引くわけにもいかないでしょうから。せめて、ルート上に数多く、表示をできるようにするのがよいでしょう。で、ベストなのは、床面、天井、両方の表示を心がけることが大切であるように感じます。













 上の3枚の写真は九州の福岡県小倉駅。この写真はしらかわさんや蒔田さんは地元できっとおなじみだと思いますが(笑)。ちょっと小さくて見にくいとは思いますが、行き先が実にわかりやすく示されています。立体的に、上下四方の行き先を示すことができます。おまけに夜も光ってわかりやすい。一番左側なんか、エレベーターそのものが光っていますから(笑)。照明や街灯の役割も果たせそうです。もっと、いろんな実践例が全国各地でありそうですね。このような取り組みを「車いす学会」みたいなところで集約したら、すごく情報の交換、情報の共有化が図れるのに、と思います。良い取り組みは広めないと!知らせないと!
 下の写真は上の写真を拡大したものです。
 


2005年4月7日(木)「仕事が忙しく、更新ができず、すみません」

 明日には更新できそう…。最近順調に毎日更新できてたのに。ちょっと、お待ち下さいね。


2005年4月6日(水)「情報を<生きた>ものにするためには」

 「がったん」に掲載している<情報>は、駅が自由に移動できるか?をシンプルに表示しています。例えば、自由に使えるエレベーターがあるか、ないか。そこまで。果たしてそれが、実際に使うときに情報として使い物になるかどうか。そこがずっとひっかかっています。
 構内図を図示するにしても、大きな駅になると構内は複雑になるし、小さな駅なら図示するまでもない。さて、本当に使える情報とはなにか?
 考えるに、出発前の情報と、現地に行ってからの情報。その役割分担があってもいいんじゃないか。そんなことを思ったわけなんですね。「がったん」では、出発前に「この駅は1人で移動できる」という情報を提供する。具体的に駅のどこの場所にエレベーターがあるということは、現地に行って、わかりやすい情報があればいい。わかりやすく情報を現地で提供することは駅側の仕事と言えるのではないか。やはり、駅に行ってエレベーターがどこにあるのかわからない、と言うことでは困るわけです。
 情報を<生きた>ものにするために、どう工夫すればよいのか。続きは明日。


2005年4月5日(火)「迂回率、と言う考え方」

 改札外からホームまで、どのように移動できるか。駅構内の移動時に生じる迂回ルートの長さで、バリアフリー度を測ろうとする尺度。それを、大阪のやまなさんのお知り合いの方は「迂回率」と表現したそうです。迂回率が高いほど、バリアフリーが進んでない、と言うことにもなりますね。一つのものさしとして、そのような考え方って、わかりやすい気がします。だから、たとえ自由に使えるエレベーターがある駅でも、都営地下鉄大江戸線のように、地中深く駅があったりすると、移動時間もすごい時間になってしまうわけで…。移動するということは、時間、距離、人出、など、総合的な問題といえそうですね。


2005年4月4日(月)「大阪には介護人付無料乗車証がある!」

 知っている方は何をびっくりしているの?とお思いでしょうが、私はびっくりしました。やまなさんに見せてもらったんですけど、障害の状態によって、地下鉄と市営バスが無料になるんですね。東京都でも同じような制度があるはずと言ってましたが、そうなんだ…。千葉県我孫子市にはないですねえ…。話しをしているうちに、やはり住んでいる行政サービスの違いなんじゃないかと。もっと具体的に言うと、市バスや市営地下鉄など自前の公共交通機関を持っているところは、サービスもいいんだろう、と。なるほど…。我孫子市は民間の阪東バスだから、簡単に無料にするわけにもいかない、と。住む場所によって随分違ってきちゃうと言うことですね。
 ただし、実際に活用している人は、と言うと、案外少ないんじゃないかと。地下鉄に乗ったことがない、乗り方がわからないと言う人が多いのではないか、と言うことでしたね。今や、車いすを使って生活している人たちにとって、生活の足の中心は自家用車。「ドア・トウ・ドア」、と言うことなんでしょう。しかし、やまなさんは「車いす利用者の人たちは、もっと外に出るべきじゃないか。外に出て行くことで、いろんな問題が見えてくる。車いすから関連する問題はいろいろあって、利用者が感じたことを声に出していかないと、生きた車いすを考えていくことにならないんじゃないか。」
 問題意識をそれぞれ持とう、ということをおっしゃりたかったのかな、と感じました。でも、問題意識を持ったとしても、その意見を出し合ったり、集約する場が、この日本にはないんじゃないか。車いす学会みたいなカタチの「広場」が欲しいね、と言うのが、昨日の日記の原点なんです。…って、やっと昨日の日記が完結した感じ。ほっ。
 車いすユーザーだけではなく、車いすに関わる人々が、自分の問題として感じたことを声に出して行けたら、少しは今の状況を変えられるんじゃないかと、そう思う今日この頃なのです。


2005年4月3日(日)「車いす学会って知りませんか?」

 「車いすについて考える場がないんじゃないか。」結局二人でいろんなことを話していて、これはいい!と思ったアイディアも、それを伝える場、考えを共有する場がない。「〜学会」とか「〜シンポジウム」という集まりはいくつもあったとしても、<車いす>に関わるものはないんじゃないかと。いろいろネットで検索はしてみたんですけどもね。車いすに関わる問題はいろいろあると思うんです。「がったん」でも取り上げている<移動>の問題もそうだし。ただ、車いすそのものに対する問題について考える場が、今ないんじゃないか。使い勝手が悪いこともあるでしょう。こんな車いすがあったら、という意見もあるでしょう。そういう<生>の声が合ってもいいんじゃないかって思うんですよね。だって、他のいろんな製品だって、そういういろんなユーザーの声を反映しながらよりよいものになっていくと思うんです。車イスだってそういう仕組みがあれば、もっと変化が早い世界かなって。そのためにはいろんな声を集める場が欲しい。わかりやすい形での場が欲しい。
 だったら、自分達で作ればいいんじゃないか。みたいな話しになったんですけど。具体的にどうすればよいかっていうのは、イメージがわかないんですけど。ちょっといろいろ考えてみたいと思っています。ご意見等ありましたらお知らせ下さい。
 あと、昨日の日記で3枚目の写真は、ハンドル型電動車いすの充電器です。昔私が使った充電器って、ジョイスティック型のものでしたが、すごく大きくって、ボックスティッシュ2箱分くらいの大きさでしたが。やまなさんの充電器を見てカルチャーショック、でした。パソコンのアダプターといい勝負ですものね。


2005年4月2日(土)「ハンドル型電動車いすについて〜やまなさんに会いました。

 










 先日大阪でやまなさんと会ったんですね。そのとき、やまなさんが使っている車いすを拝見することができました。以前からこの日記でもやまなさんからレポートがあって。その時からずっと気になっていたんですよ。
 で、実際にお会いしてみたら、その小さいこと!驚きました。小さい、と言うより、スリム、と言った方がうまく伝わるでしょうか。巾43センチ、人の身体の巾と大体同じだそうです。この巾であれば、町中やお店の中でも自由に移動できるとのこと。なるほど。おまけに小型なので小回りもききます。ジョイスティック型も上下肢が不自由だった場合など、障害の状態によっては利用しやすい機種ではあると思うのです。少ない動作で運転が可能ですから。ただ、上肢で運転ができる場合は、ハンドル型の方が運転が自然に操作できるのではないかな、と。そんな印象を受けました。
 で、この車いすの場合、国産ではなく外国メーカーのため、いろいろとメンテナンスも大変だということ、あと、日本のいろんな条件に合わせて、仕様を変更しなければいけないなど、何かと大変なんですって。
 仕様変更の一つに、スピード制限があるとのこと。海外では最高速度時速12キロに設定されているそうですが、日本では最高速度6キロに決められており、やまなさんは納得がいかないと言います。「だって、歩く速度は確かに6キロだけど、人は歩くだけじゃなくって走るじゃない。普段の生活にできるだけ合わせたものでなければいけないと思う。
日本では自由より安全が優先されてしまっている気がする。それで本当にいいのかな。」
 あと、デザインのことについてもお話しされていました。今までの車いすは、室内で使っていた<イス>が、そのまま外を移動している感じであり、そのことにみんなが違和感を持っていい時期ではないか。機能面にしてもジョイスティック型やハンドル型、カラー、サイズなど、<選択>の巾がもっとあっていいはず。車いすはこういうもの、という固定観念が、日本にはあるんじゃないか…。
 実際に「スズキ」「ヤマハ」など、主要メーカーでも生産はしていないとのこと。日本の技術があれば簡単に生産は可能なはずで、それができないと言うことは、需要がないという判断があるのだろうけれど、それ以前にこういう車いすがあると言うことが、あまりにも知られていないからと言うこともあるのではないか。特に、ケースワーカーをはじめとする病院関係者、福祉、教育関係者など、この車いすの存在を知ってもらうことが、今必要な気がします。
 そのためにはどうすればいいか。二人で考えたアイデアについては、明日。


2005年4月1日(金)「さあ、4月です!」

 調査も終わり、もう千葉に帰っていたのですが、仕事に戻ったら結局バタバタして、がったんのことができずに今日になってしまいました。さあ、4月。新しいスタートを切る人も多いことでしょう。最初のうちは大変なことも多いでしょうが、4月、5月と上手に乗り切りましょう。
 さて、先日の調査時には大阪のやまなさんと会って話しをすることができました。この一年はがったんを支えてくださっている方々とできるだけたくさんお会いしたいなあ、と思っています。会うと言うことは、すごく自分自身刺激を受けることができ、新しい考え方を知ることができます。たくさんの方とお会いすることで、「がったん」のこれからについても模索して行けたらと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。
 やまなさんとお喋りしたことは、「がったん日記」で紹介していきたいと思いますので、お楽しみに。