がったん日記 2005年7月
2005年7月31日(日)「九州の駅情報追加。しらかわさんより」
しらかわさんよりメールで情報提供していただいていました。少し遅くなってしまいましたが、写真付きでアップしますね。しらかわさん、ありがとうございました。そのなかで、南小倉駅の情報では、以下の表記が興味深かったです。
「移動方法」・1階ホーム〜1階改札・外間は跨線橋の階段での移動です。駅員さん2名ですが構内タクシーの運転手さんの協力を得て3〜4名で対応してくれるそうです。
…タクシーの運転手さんの協力を得て…(笑)。いいなあ。自分の田舎を思い出しましたよ…。ただ、タクシーの運転手さんも高齢化が進んでいるでしょうから、ぜひ、エレベーターが設置されるといいですね。階段昇降機も怖いですから…。
2005年7月27日(水)「地震、台風…。自然災害時、車いすは。」
千葉はここ数日、自然災害が続きました。まあ、地震といい、台風といい、大事には至らなかったんですけどね。ただ、普段から災害時にはどうするかをよく考えておかなきゃ、とあらためて感じた出来事でした。そんな時、今福さんから次のようなメールを頂きました。了解も頂いたので、紹介しましすね。それぞれがそれぞれの立場で考えるきっかけになればと思います。
<震度5の地震による公共交通機関の点検のためのマヒで、帰宅難民初体験報告>
都営三田線三田駅上の障害者福祉会館2階で、本日午後4時30分過ぎに起きた震度5の地震に遭遇しました。すごく揺れたので、とても怖かった。ちょうど、聴覚障害者の人による交通や建築物のユニバーサルデザインにおいて、聴覚障害者にとって、緊急時・災害時における音声情報しかないのがいかに不安か、視覚情報の必要性について、学んだ後でした。
重度な難聴障害者で、酸素吸入器も必要とする人と同上地下鉄ホームに居合わせましたが、地下鉄三田線が地震による点検のため運転休止をしていることを頻繁に構内アナウンスしているのが、まったく聞こえないのは、とても不安そうでした。
私も余震が来てエレベーターが止まりはしないかと不安で、地下鉄を諦め、JR山手線にしようと思い田町駅に行ったら、すべて止まっていて、すごい人があふれていました。地震時における帰宅難民になりました。
バスに乗り継いで帰ろうとしました。港区コミュニティバス「ちぃばす」と都営ノンステップバスを乗り継いで、なんとか渋谷駅に着きましたが、道路混雑もすごくて、渋滞で、2時間も掛かりました。午後7時の時点で、まだJR山手線は、運転再開していませんでしたので、渋谷駅から池袋駅まで、都営ノンステップバスに乗車しようと思いバス停に行ったら、長蛇の列なので、即諦めました。車いすの人もいました。
新宿駅まで歩道伝いに電動車いすで行き、夕食を取り終わった午後9時に、新宿駅新宿線改札口に行ったら、新宿線は、運転しているということで、帰宅の途につけました。その時点で、まだ、JR総武線、東京メトロ南北線・有楽町線・東西線は、運転再開していませんでした。新宿線の車内で繰り返し音声だけの他線の運転再開・停止情報を流していましたが、これが聴覚障害者の人には聞こえないので、たまらなく不安であろうなあと思いました。帰宅したら、午後10時30分でした。
午後5時30分には、帰宅できたであろうはずが、震度5の地震で、5時間の帰宅難民初体験でした。
<上記の今福さんのメールを読んで、やまなさんが感じたこと>
出先で帰れなくなった時、どうするか?具体的に考えておく必要がありますねえ。
1、SOSを出せる拠点や、緊急非難所などのリストアップ。一時的に避難、休憩出来る場所はあるのか。
2、使える交通の情報をどうして得るか。
3、エレベーター5万台停止で復旧に翌日までかかった例などの当事者になったらどうする。
4、携帯はどれくらいつながらないのか。
もっといろいろ問題点はあると思いますが、個人で解決出来ることではないので、自宅以外に外出先での遭遇に問題の具体的な洗い出しと対応策を考えておく必要を感じます。交通事情に一番詳しい今福さんでも5時間かかった!普通の障害者は?
<がったんとして考えたこと>
私が感じたことは、以下のことです。
1.災害時、特に地震が発生した場合は、携帯は使えない。そのことを前提に、連絡方法を家族などで考えておく必要がある。
2.でも、比較的メールは通じやすいようだ。
3.電車やバスは完全にストップするはず。電車は震度5程度で線路の安全確認のため、半日は復旧しない。バスだって、道路がパンクするのであてにはならない。なので、徒歩。車いす。要は自力での移動がメインになる。ただ、電動車いすの場合は、バッテリー切れの心配がある。あと、寒さ、雨、雪…。状況が大きく左右する避難になりそう。
4.しかし、自力で移動するにしても、ルートをイメージできなければ動けない。普段からどれくらい頭で「地図」をイメージできるかが鍵となる。
5.必要な情報は、混乱した中では得ることが難しい。携帯ラジオを持ち歩きたい。(私も今は持ち歩いてます。ちょっと重くなって大変だけど。手回しでラジオと携帯が充電できるタイプ。単4が2本。おまけにライトとベルも鳴る優れもの。5000円くらいで売ってます)とにかく、暗い夜の中、AMラジオの音は、どれだけ人々を安心させることか。私は宮城県沖地震の時、本当に助けられました…。
6。水、食料は、外出先では得ることが難しいが、自宅には備えておきたい。水、食料は最低3日間は備蓄、と言うけれど、東京で大地震が起きたら、3日間で行政が動き出せるかどうか…。もうちょっと欲しいところ。
都市機能のもろさは充分想像はつくものの、実際に起きてみると、あらためてその大きさに気づきます。電車に頼るしかないこの都市間移動で、「電車が止まる」=「生活が止まる」とも言えるのでは、と思います。きっと、バスなども、道路状態を考えれば現実的ではなさそう。結局自力移動でしか解決策はなさそうであり、その時頼りになるのは、自分の中にその町の「地図」が頭に描けるか?というところなのだと感じました。普段からの訓練が必要ですね。「災害時車いすマップ、ハンディマップ」などというモノが必要かも。
2005年7月25日(月)「少し、お休みを頂きながらの、夏の更新となります」
仕事のこととか、プライベートなこととか、いろんなことが重なり、8月いっぱいお休みを頂きながらの更新とさせていただこうと考えております。9月になりましたら、あらためて「がったん」を元気いっぱい再始動させる予定ですので、よろしくお願いします。
あと、関東地方でおととい地震がありました。結構揺れた…と言うことなんですが、千葉にちょうどいなかったもので…。家族揃って元気です(笑)。
…上記の通り、しばらく休ませていただこうと思い、さあ更新しようと思った矢先、やまなさんからメールが(笑)。実にタイムリー(笑)。昨日の地震についてのレポートでした。それを読むと、またむずむずと私の血が騒ぎ出します…(笑)。
まあ、なんですか、私みたいな人間が完全に休むと決めても、かえってストレスになったりしますので(笑)。更新間隔は空くとは思いますが、ぼちぼちいきますので、よろしくお付き合い下さいね。
2005年7月18日(月)「名古屋市交通局のホームページ」
今、名古屋市交通局、いわゆる地下鉄のホームページを見ていたんですけど、いいですね、わかりやすくって。なんていうんでしょう、使えない、不便だ、という情報も全駅ちゃんと流しているんですね。で、地上までのルートも矢印で示してある。エレベーターがあっても、初めての駅、それも地図上では、イメージしにくいですから。すごく、簡単なようでいてとても大切な配慮。
確かにまだエレベーターが設置されている駅もあるけれど、事前に連絡すれば階段昇降機を使用可能、とかね。設備がないなりに、それをカバーする情報をきちんと公開しているというのが、好感が持てました。ただ、階段昇降機はちいと怖いですけどね…。そうならそうで、最終的にその駅を使う使わないという選択は、利用者にあるわけで。私なら、その方がいい、と。現地に行って驚いたり、途方に暮れたりするよりはいいか、と。
情報って、難しい。すべてがよい情報じゃないことだってあるわけで。そこで、その情報を流す、流さない、というのは、本当、事業者の考え方だろうなあ、とあらためて思ったのでありました。
2005年7月17日(日)「ハードディスク、換装しました」
なんだか、すっかり「がったん」も手をつけられずにいますが…。なんとか仕事もめどが付きそうなので、まずはめでたし。ちょっと体調を崩しつつも、元気に行こうと思っている今日この頃です。
そうそう、自分のみならず、パソコンも調子が悪くって、結局4年前の悪夢、ハードディスククラッシュ!そしてデータ破壊、というう最悪のシナリオを回避するため、このたびハードディスクを入れ替えました。容量も2.5倍に増え、高速タイプと言うことで、さらにサクサク動くようになりました。このホームページを作るときも、ホームページビルダーで作ってるんですが、重たいんですよねえ…、やけに。でも、もう大丈夫!漢字変換に20秒かかったりしない(笑)!ちょっと値段はかかったけど、突然データが消えちゃったり、本体を新しく買い換えたりすることを考えたら、まあ、やすいモノだ…、と言い聞かせる私です。
2005年7月15日(金)「更新できず、すみません」
毎日疲れて、がったんの更新どころではなく、一週間過ぎてしまいました。更新までもう少しお待ち下さい。
2005年7月10日(日)「ロンドンのテロ」
ちょっと前の話になりますが、ロンドンのテロ。びっくりしたのと同時に、日本でも起こったら…と、考えてしまいますね。きっと、防ぐことはなかなかできないんだと思います。そうならないような関係を、それぞれの立場で、少しずつ積み上げていくしかないんだと思います。きれい事かもしれないけど。
まあ、もとはといえば…というのもあるし。憎しみって、連鎖して、大きくなる。そして、簡単に切れたりしないし。断ち切るためには多くの人が、哀しい気持ちを胸の奥にしまって、耐えなきゃならない。それって、難しいことだと思うんです。幸か不幸か、日本に住む私には、その難しさが完全にはわからないんですけれど。
昨日は東京の地下鉄に乗りました。何となくどきどき。駅内には、お巡りさんがちらほら。公共交通機関が狙われやすいのはどこの国でも一緒かもしれないけど、いざ、自分の国で起きたら…。バリアフリーなどというコトバも、きっとどこかに吹っ飛んでしまうでしょうね。平和というベースがあってのバリアフリーであることを、痛感しました。
2005年7月8日(金)「駅情報の追加、再開!」
さて、日記の編集に力を注いでいましたが、またあらためて駅情報を追加していきたいと思っています。今後の計画は、東京の地下鉄を追加し、その後、大阪の地下鉄へ移行する予定です。どうぞよろしくお願いします。
2005年7月5日(火)「垂直移動で、迂回距離を短くする努力」
日記を整理すると言うことは、一通り読み返してみると言うことで、5年間分の日記というのは大変読み応えがありました。自分の文章も、ちょっとくどいかなあ、と反省したりもしましたが(笑)。まあ、若気の至り、っていうことで(笑)。お許し下さい。
さて、やまなさんがなさんからメールを頂きましたので紹介しますね。
『この前大阪のまん中あたりの、四ツ橋を通りかかったら新しくエレベーターが出来ていて乗ってみました。これまで大阪や京都では無理して付けているから、一般の乗降口と離れていても仕方ないと、思っていました、いや思わされていましたと言うべきか。福岡に行って認識が変わりました。やれば出来るのでは?どうもやり易いようにやっていただけで、とんでもない大迂回もエレベーターを付けるためには仕方ないと、少しでも距離を短くする努力を怠っていたのではと感じるようになりました。
足が悪いから階段が使えないのに、何倍も多く歩かしたりするのは変です。車椅子より何倍も多い高齢者にとっても、使い勝手の悪いことです。道路管理者と地下鉄事業者との協力関係はどこまで上手くいってるのでしょう。』
エレベーターでの移動に関しては、今回整理した日記の中でも何回か取り上げていますけれど、既存の建物や敷地の中に設置するので、何かと制約がある、とはよく聞く話です。あと、地下鉄などでは、地権者との話し合いが難しいとも。思わずそうかあ、と思ってしまうけれども、もしかしたら他にもいろんなアイディアがあるんじゃないか?知恵を出し合うことでクリアできる問題って、もっと多い気がしますが…。<足が悪いから階段が使えないのに、何倍も多く歩かしたりするのは変です。>というやまなさんの話に同感です。
2005年7月3日(日)「がったん日記を整理しました」
日記を整理しました。ずっとやりかけだったので、一気に整理。しかし、よくまあ、ぺらぺら喋っていたモノです(笑)。ちょっと、あきれました。いいことも言っている気もしますが、それと同じくらいどうでもいいようなことも言ってる気もしますし(笑)。まあ、長く喋ってきてるんで、まとめてみました。もしお暇なときがありましたら、のぞいてみて下さい。
でも、まとめる作業がこんなに大変だとは…。ちょっとっと甘く見てました(笑)。