がったん日記 2006年4月


2006年4月15日(土)「サポーター制度について」

 やれやれ、千葉は桜も散り始め、若葉の季節になりました。みなさん、お元気ですか?
 たくさんメールや情報をお寄せいただいているのに、HP上に公開することがなかなかままならず、申し訳ありません。最近は弁解してばかりですが、エンジンの掛かりがちょっと悪いようで(笑)。というか、エンジンはかかっているんですが、ドライブする時間がない、という感じと申しましょうか…。心苦しい半分、でもできない半分、というところでございます。お許し頂いた上、お付き合いいただければ幸いです。
 さて、がったんのサポーターに、「きたぐに」さんが加わってくださいました!今後ともよろしくお願いします。
 
 もともと、新しいつながり、「紙」の媒体ではできなかったあたらしい活動のスタイルを模索していきたいと考え、「サポーター」制度を作りました。メールアドレスについても以前、以下のように書かせていただきました。
 <サポーターのみなさん一人一人がその町の観光案内所になっていただけたら、と思ってます。で、その町のことを知りたい人が、それぞれの方にメールでアクセスしていく。そんな仕組みを作れれば、「がったん」の足りない部分を補っていけると思うのです。「リンク集」というと、ホームページ同士のつながりだけれど、ホームページはもちろん、ホームページを持っていなくても全国網の目のようにネットワークができ、「がったん」が情報交換ができる広場になるのでは、と考えています。その仲間作りをこの「サポーター制度」を通してできたらいいな、と。>
 その思いを充分に実現できているかは、できているかはまだまだという気持ちもありますが、少なくとも<ネット>という仕組みの中で、細くて小さいかも知れないけれど、確かなつながりは作れてきているのでは、と思っています。できることなら、もっと定期通信みたいな形で、今の近所の駅の様子などもレポートしてもらったりしたいなあ、と思いながら、今日まで来てしまいました。今後、作戦を練って行く予定です。
 ただ、最近「ウイニー」騒ぎやウイルス問題が頻繁に叫ばれるようになり、個人情報の流出問題など、がったんとしてもどう対応していけばよいか、思案しているところです。特にHP上でメールアドレスを公開しているということは、セキュリティ上好ましくないかな、と思い始めるようになりました。もちろん、私のパソコン上でウイルスソフトは動かしてますし、プロバイダー側でも対策は取ってもらっていますが、何かあったときにすぐ対応できるかどうか、コンピューターに素人同然の私には判断つきかねます。
 ですので、もうちょっと考えてみますが、何かあってからではみなさんに大きな迷惑をかけてしまいますので、HP上に公開しているみなさんのメールアドレスの欄については、今後廃止していく方向で考えていこうと思っています。その他のホームページアドレスの公開、サポーター制度そのものは維持しつつ。今後の方向性が決まりましたら、またお知らせしますね。


2006年4月1日(土)「沖縄の公共交通機関〜モノレールとバス」

 ああ、とうとう4月になってしまいました。なんか、ここの管理人は、すっかりやる気がなくなってしまったんじゃないか、と思う方がいらっしゃるかもしれませんね。すみません、すっかり家事と仕事に忙殺されており、確かに更新が滞っております。こうして日記を書くよりも、本来の「データベース」としての機能を果たすのであれば、駅情報の更新を優先させるべきなのですが、これだけ間隔が空いてしまうと、やはり近況報告を書いておいた方がいいのかなと思い、こうして日記から書き始めている今日この頃です。
 しかし、ここ1年ほどの私は、ちょっぴり元気がなかったんですけど、ようやく元気を取り戻し、ふらふら本来の放浪癖が戻ってきました。ほんと、少し前の自分は、どこか行きたいなあ…、と思わなくなり、そんな自分が自分じゃない気がして、驚くやらあきれるやら…。そうすると、生活の中のいろんな歯車がうまくかみ合わなくなり、それを調整するのが、本当に大変でした。
 すこ〜し元気になってきたので、「がったん」の調査ではなく、リハビリとしてぶらりと、沖縄や石垣あたりを何回かに分けてぶらぶらしてきました。いいですねえ、南の島は。あったかくって。今の自分には、一番よい場所でした。今振り返ると、すごく癒されたというか…。気候って大事ですね。寒いところで過ごすことが多かったので、すごく新鮮でした。
 とか何とか言いつつも、しっかり沖縄のモノレールも見てきましたけど。すごいですね。あたりまえのように身障者用トイレや自由に使えるエレベーター、転落防止用柵など、バリアフリーに配慮された駅構内の仕組みに、月日の流れを感じました。これも曲がりなりにも法律としてある程度の枠組みができあがって、それを踏まえて時間が流れたからなのかなあ、と。いろいろ問題があるかもしれないけれど、まずは前に進んでいくことが大事なんだな、とあらためて感じました。
 しかしまあ、モノレールってのは、よくよく考えると、すごい乗り物ですね。とくに沖縄のモノレールはすごく高ーいところを走るので、高所恐怖症の人は、下を見ちゃうと結構怖いかもしれません。思いっきり下が見えるので。で、すぐ下を川や道路が見えてですね。駅に止まっているときも、ああ、ホーム側じゃないドアを運転手さん(ワンマンなので車掌さんが乗務せず、運転手さんが全てをこなすために、大変忙しそう。)がドア操作で開けたりしたら、このドアにもたれかかっている俺はどうなるんだろう、地震が起きたら、落っこちることはないのだろうか…、と非常に不安になってしまいました(笑)。あと、地震が起きたら、エレベーターに閉じこめられてしまうなあ、階段を使えればいいけど、車椅子を利用してる人などのエレベーターを使わざるを得ない人は、困るだろうなあ、とか、いろいろ考えちゃいましたね。困るケースは閉じこめられるだけじゃないですし。上層階に取り残される、という危険も有るわけですから。
 …考え出すときりがないんですけど、まあ、だからといって、想定しておかないのも怖いし。頭の中でイメージしておくのも、トレーニングとしてよいのでは、と思いました。
 あと、沖縄を旅して感じたことは、公共交通機関として、鉄道はとても有効な移動の手段になりうるのだと、再確認しました。とにかく、那覇市内は車が多くて渋滞するんですよ。このモノレールができるまでは、「鉄道」がなく、公共交通機関はバスのみ。確かにバスは4社もあり、本数も路線数もたくさんあるんだけれど、それと同じくらいマイカーも多いみたいで。とにかく道路が混む混む混む!だから、バスダイヤも中心部では遅れが日常化し、路線も複雑で、なんだか、バスは地図見れば何とかなるさ的な私も、完全に白旗。同じ名前のバス停がいっぱいあったり、会社によって微妙にルートが違ったり、とにかく複雑でした。でも、そんな私に外人さんが「ヘイ!」とか言って、バスのルートを聞きに来る(笑)!で、気が小さく、困ってる人を見ると思いっきり引き込まれてしまう私(笑)。「お〜、私もヴィジター!フロム、チバ!」「ん〜?チバ?」「ナリタ、アンダスタン?」「オウ、チバ〜(笑)!」と、わけわからない会話で結局お互いわからない、みたいな(笑)。それぐらい、那覇市内のバスはむつかしい、と。ひとつのバス会社なら、もう少しわかりやすいんだろうけどなあ…。
 一番仰天したエピソード。夕方あるバス停に立っていた私。まあ、遅れているみたいだったけど、たくさん人が待っているから大丈夫だろう、と思った私が甘かった。なんと、待てども待てどもバスはいっこうに来ず、結局50分も待ちましたよ(笑)。その間いらいらしつつも、みんなじっと待ってるんですよねえ…。さすがの私も、40分経過した頃、隣りのおばさんに、「いつもこんなに遅れるんですか?」と聞いたら、「そうね」…(笑)。「でも、今日はちょっと異常かしら。」…40分遅れが、ちょっと(笑)!!いいなあ、沖縄の人たちって。惚れました。
 今後は、モノレールを軸として、バスをうまく乗り継げるシステムを作れればいいのでしょうが、全てのバスが市の中心部にそのまま乗り入れているのが現状で、あんまり渋滞緩和にはなってない印象を受けました。複数の交通機関が融合するのって、利害関係も絡んでくるから、難しい。う〜む…。