ハンディマップ「がったん」からの手紙                                                  ハンディマップ「がったん」作成委員会  代表  吉田 二郎

1.今までの試み

 今から18年前、元々旅が好きで各地をいろいろ歩いていたのですが、ふと、「今、車イスを使って旅をすることが、はたしてできるのだろうか?」という素朴な疑問を持ったのが、きっかけです。電動車イスを使って生活していた友人たちとも、外出を重ねながら、宮城版、東北版と作成し、今回の全国版へとつながってきています.

2.本の内容

 この本の「ハンディマップ」の「ハンディ」は、障害という意味ですが、身体の障害という意味ではなく、住んでいる街にある障害を意味しています。何をハンディと感じるか、それは人それぞれだとは思いますが、このホームページでは、駅にハンディを感じる人たちのために役立つ情報を、全国1097主要駅について掲載してあります。主に車イスで利用できるトイレやエレベーター、車イスタクシーの有無などです。あと、自分がこれまで実際に調査してきて感じた駅や街の印象、車イスなどで利用する時のポイントなどを、各駅ごとにコメントしてあります。ドキドキワクワクして、少し出かけてみようかな?と思ってもらえるような、読み物としても楽しめる本を目指しました。

3.駅・車両などの現状

 18年前に作成した宮城版、東北版では、駅・車両ともに未整備だったこともあり、「使えないマップ」ともいわれたものですが、今では状況が随分違ってきています。駅のエレベーター、車イス対応エスカレーター、身障者用トイレなども、新築・改築される駅を中心に増えてさていますし、車両についても、新しく作られる特急などには車イスで利用できるトイレが設置されるようになってきています。情報さえ集められれば、主要駅の利用などは、思ったより不便ではなくなってきつつあり、その参考書の役割を、「がったん」ができたらと思っています。

5.最後に

 このホームページを見ていただくことで、駅は少しずつだけど、確実に変わってきているということを、今まで駅にハンディを感じてきた人たちに知ってもらえたら嬉しいです。
 本としては、数年後に改訂版の発行を予定しています。ホームページとしては、毎日少しずつ情報を追加しながら更新していきたいと思っています。ご期待下さい!!


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