がったん日記 2007.1月〜3月


2007年3月31日(土)「都営新宿線、追加です」

 都営新宿線の情報を追加しました。あわせて、乗換駅である市ヶ谷駅、本八幡駅などの情報も更新しました。ご活用下さい。


2007年3月28日(水)「絶対、に支えられている安全とは」

 先日、モノレールがクレーン車とぶつかったり、京浜東北線が切れた架線に突入、車両が立ち往生するなどの事故が相次ぎました。飛行機でも、前輪が出ないとか、安全装置が働かなかったり、とか…。いろいろと安全を揺るがせる事故が続いていますね。
 基本的に、何でもそうかもしれませんが、この社会は、「絶対に安全です」とか、「絶対に事故は起こりません」とか「そんなことあり得ません」、そのような説明の上に成り立っていて、その考え方の上に、大きな事故が偶然起きずにずに、なんとか過ごしている、というのが正直なところなのかな、と。
 ただ、冷静に考えれば、絶対なんてことはそもそもあり得なくって、特に安全面では、やはり万が一、という対策は講じておくべきだと思う。ヒューマンエラーと言うことだってあるし、想定外のことは、山ほどあるわけです。まあ、それを考え出したらなにもできなくなってしまうというのも事実だと思うけど、でも、考えられそうなところは考えておきたい。
 能登の地震でも、そうでした。あのとき志賀原発が稼働していたら…。絶対に事故はないという原発だって、事故は避けられなかったかな、と。M8クラスまで大丈夫、といっても、M8以上の地震だって来るかも知れないし、直下型の地震のエネルギーは、数値に表しにくいものとかいうし。「この地域は地震が昔からほとんどありませんから」といっても、あるわけですよ、実際、こうして。だから、今まで経験してきた物以上のことを想定して、人間は知恵を絞らないといけないと思うのですね。
 「がったん」的にいうと、モノレールの上で列車が止まったら、あんな高い場所で、車イスを使用している人をどう救助するのか?東京のゆりかもめや、神戸のポートライナーも高い場所を走るけど、無人運転の中、車イスユーザーにどう対応するのか?また、列車がストップして、線路の上を歩いて次の駅まで移動することになったら?トンネルの中だったら?橋の上だったら?…
 考えるときりがないかも知れない。でも、マニュアル化しておくことで、現場での対応がスムーズになると思う。シュミレーションして、対応できないとなれば、それまでの「シロモノ」だと言うことですよ。安全っぽい乗り物、っていう感じかな?
危機管理は自己責任で、自分の身体は自分で守る。私も個人的にはそれでいいと思うけど、個人の力ではどうしようもできない場面もある。電車とか、原発とか。お店でお菓子を買うとか(笑)。そこは、その関わった各社が、対応して欲しい。個人は身を委ねることしかできないので。その辺を踏まえた安全に対する緊張感を、もう少し持っていただけたらなあ、と、最近のニュースを見ていて思う、今日この頃なのです。


2007年3月26日(月)「東京都のJR、私鉄、地下鉄全て、アップ完了間近!」

 しばらく挫折しかけていた、都営地下鉄新宿線と大江戸線のアップが、まもなく終了しそうです!これで、とりあえず東京都の駅は全て網羅したことになります。ただ、最新の情報ではないので、これから確認・訂正の作業が必要ですが、とりあえずはベースの部分を作り終えることに、ほっと一息。長かった〜!!
 あとは懸案の大阪市交通局の地下鉄!ちょっとヘビーですが、大阪市のホームページを頼りに、仕上げていきたいと思ってます。
 仕事が今、一段落してるんで、気持ちに余裕があるんでしょうね。「がったん」に関しては、あれもしたい、これもしたい、といろいろやりたいことはあるのですが、ちょっと元気が戻ってきたからといって、またはりきるとす〜ぐバテちゃうんで(笑)。ぼちぼち行きますね(笑)。気長にお付き合い下さい(笑)。


2007年3月25日(日)「リンク集に二つのホームページを追加しました」

 キヨシさんという方の、「英語と旅行のプチガイド」というホームページをリンクしました。英語のウンチクや世界遺産、全国の温泉などが紹介されています。特に車イス関係の記事はないですが、海外旅行に出かける前に一度目を通しておくと便利かな、と思います。
 あと、「介護アイディア工房」の野中さんから、こんなメールが届きました。人力型の車イスを制作されている方です。
「車椅子が雪道でも使えるのか私どもでテストをしていたのですが、このたび、札幌雪まつり 福祉ボランティアハウスで使っていただけ、第三者の方のご意見を聞く事ができました。ご意見の中には、使いずらいてんも指摘していただき、アームを出しての走行で、安全又楽に走行ができる事も体験していただけましたので、新たな情報として、メールさせていただきました。ホームページの中で 使っている様子とレポートも紹介していますのでごらんになって下さい。」
 雪道の車イスの利用に関しては、路面状態が直接影響してくるため、特に傾斜があると、自力走行がかなり困難であり、かつ、介助してもらうにしても、操作性は著しく落ちると思われます。そんな中、野中さんのような車イスも、ひとつのアイディアだと思います。札幌のユーザーの方々の感想も、聞いてみたいですね。
 リンクの希望を頂いておりながら、ご紹介がのびのびになってしまいました。キヨシさん、野口さん、お待たせしました!


2007年3月17日(土)「鉄道各社に、情報発信を義務付けられないか?」

 本日は、東武鉄道の駅の情報を更新しました。久し振りに東武鉄道のホームページを見たら、各駅の構内図が載っていて、便利になっていました。「がったん」には構内図がなく、文字で全てを表現しようとしているので、わかりやすさに限界があると思うのですが、やはり、構内図のように視覚的な情報は、わかりやすいですね。
 それであらためて思ったんですが、ぜひ、鉄道各社は自分の会社のバリアフリー情報を公開して欲しい。4年前に、「がったん」で私はこんな文章を書いてました。

 <最新のバリアフリー情報を、ホームページ、または冊子等で公開してください。>
 まだホームページ上で自社の駅のバリアフリー状況を公開している会社は少ない状況です。首都圏では営団地下鉄や小田急電鉄、京王電鉄さんなどが駅の構内図も含めた情報を、ホームページ上で公開していますし、営団地下鉄や東京急行さんは、冊子版で無料配布しています。まだほかに素晴らしいホームページを公開されているところもあるかもしれませんが、この情報洪水の中、なかなか私たちの所まで情報が届きにくい。ぜひ、今後検討していただき、情報を詳しく、わかりやすく届けて欲しいと思っています。

 その後、各社のバリアフリー化が進むにつれて、情報発信は進んできているとは思うのですが、自社に不都合な情報(階段ばかり…とか)もあるとは思うけれど、ぜひ発信して欲しい。私たち利用者は、<便利>という情報だけじゃなく、<不便>という情報も欲しいんです。行ってみて使えなかったら困るし、でもどうしてもその駅で降りなきゃいけない、利用しなきゃいけないのであれば、何らかの方策を考えなければいけない。その材料となる情報が欲しい。
 バリアフリー法案では、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の利便性及び安全性の向上の促進を図るために、以下の内容を定めています。
・駅構内へのエレベータ、エスカレータ、スロープなどの設置による段差対策の促進。
・車椅子やオストメイト(人工膀胱・人工肛門利用者)対応トイレの設置。
・運賃表や案内板などへの点字表示。
・鉄道車両への車椅子スペースや、次駅表示装置などの設置。
・ノンステップバス、ワンステップバス、低床路面電車の導入。
・交差点などへの音声案内付き信号機の設置。
・駅プラットホームや歩道などへの点字ブロックの設置。
 
 でも、全て、施設面での対応であり、その結果を周知させる方策は書かれていない。できることならこのほかに、<情報発信の義務>を鉄道各社に義務づけられないかなあ、と。そうすることで、せっかく作った施設が十分周知され、有効活用されるのではないかなあ、と思うのですね。いかがでしょう?国交省さん。
 以前、「がったんからの提案」として、文章を書いてますので、あわせてご覧下さい。「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」、通称「交通バリアフリー法」に関しては、以下のページが参考になると思います。※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


2007年3月16日(金)「春は、エレベーターができる季節」

 いくつかの駅のバリアフリー情報をアップしました。春は変化が大きい季節。まだまだ他の駅でも、便利になった駅があることでしょう。もしありましたら、情報をお寄せ下さい。
 そうだ、あさってから関東では、「PASMO」がスタートしますね。切符を券売機で買う、計算する、そんな手間が一変に省けて、ある意味これもバリアフリーのカタチ言えるのでしょう。そして、JR、私鉄、バスと、SuicaかPASUMOを持っていれば、全部一枚でピッと乗れちゃうというのがすごいですねえ…。ただ、身障者割引などへの対応はどうなるんでしょうか?子ども用カードも発売されるようですが、うまく対応させて欲しいものです。私鉄を挟むとかえって高くなったりするようだし。便利さへの代償?それって困るなあ…。機械のメンテナンス費用(磁気式の切符を機械に通すより、ピッと機械に触れる方が、機械の「持ち」がいいということ)がすごく安く済むと言うんですから、利用者にぜひ還元して欲しいものです。あと、改札の幅とか。いくつかある改札のうち、ひとつは幅広な改札を設置している駅が増えてきています。こちらも対応が望まれるところです。


2007年3月4日(土)「マイタウンマップ・コンクール授賞式に出席してきました」

 3月3日のよい天気の中、東京の科学未来館で、マイタウンマップコンクールの授賞式に出席してきました。400の応募の中から選ばれた31の作品の関係者が集まっての表彰式でした。ちなみに、内閣総理大臣賞は、北海道斜里町立峰浜小学校 2005年度3・4年生の「知床の自然の中で働く人たちに、いま、会いにゆきます」という作品でした。地域の働く人たちの仕事を通して、地域を見つめ直した力作!他にもたくさんの作品が入賞していますので、お時間があるときにぜひご覧下さい。その他の作品はマイタウンマップ・コンクールのホームページから見ることができます。
 出席者は、子どもたちが多くて、自分の地域のことを調べて、ネットを通じて情報発信する内容が中心なのですが、ああ、小学生、中学生からこういう「調べて発表する」という習慣が付けば、世の中もっと変わるだろうなあ、と感じました。こういうクセは、身につくと離れないですから(笑)。「知りたくなったら、調べずにはいられない」というか(笑)。そして、発信する道具として、身近な「ネット」という物があるわけで。18年前は、「コピー印刷をホチキスで閉じて、配る」というのが、一般的でしたから。それ以上もそれ以下もなかったかな、と。情報を共有できるという点では、ネットはすごい。あとは、その発信した情報をどう集約するか。そこが、情報の使い勝手を左右するのでは、と思います。
 今回の授賞式には、一人で参加しましたが、「がったん」は、メールや掲示板によるたくさんの方々によって支えられていると思っています。なかなか集まってなにかをする、と言うこともできずにいますが、たくさんの情報を共有しながらの活動であることにかわりはありません。そんなみなさんと一緒に受賞した賞だと思ってます。ありがとうございました。
 今までは冊子版を作成して、それをマスコミに取り上げていただき、問い合わせを受けながら「がったん」を知ってもらう、という手法を採ってきましたが、最近はなかなか冊子版の制作にも手が回らず、そのため、がったんをたくさんの人に知ってもらうことがなかなかできずにいました。今回このコンクールに応募して受賞できたことをきっかけに、また、新しい出会いがあり、たくさんの人に「こんなマップがあるよ」と知ってもらえるといいな、と考えています。
 今後とも「がったん」をよろしくお願いします。


2007年2月22日(木)「マイタウンマップ・コンクールで厚生大臣賞を受賞しました」

 マイタウンマップ・コンクールというのがありまして、昨年末に、「がったん」はどんなものだろう?と応募してみたんですが、結果、厚生労働大臣賞を受賞しました。本日の産経新聞朝刊にも掲載されました。
 マイタウンマップというものがどういうものか、今もって私はうまく説明しきれないんですが、要するに、ITという手法を使って、地域を見つめ直す作業、その取り組みから産まれた作品、ということかな、と(笑)。う、う〜。これで合ってるかな?作品テーマに制限はないと言うことだったので、応募してみた次第です。コンクール募集主旨は、抜粋すると以下のように書いてます。
「マイタウンマップ・コンクールは地域の交通網や公共施設などを記した「地図」を作るコンクールだけを求めているわけではありません。学校や家庭、職場で学んでいること、また、グループで共同研究した成果など、自分たちが住んでいる街や村の暮らしぶり、地域の特性・特色や魅力といった身の回りのあらゆる生活情報を素材にして、絵・写真・文章・地図・音楽などで表現した作品を評価しています。 学校関係者だけでなく、子育て中のお母さんやお父さんも参加しています。みんなで持ち寄った情報は地域に住む人々に利活用され、新しいコミュニティが生まれています。」
 「がったん」は、地道に地道に18年。おお、もう成人式だ。でも、なかなか存在意義を自分自身見いだせずにいて、この辺で、もっといろんな人に、この「がったん」のことを知ってもらい、いろんな感想を聞いてみたいなあ、と思ったのですね。
 別に評価をことさら意識している訳じゃないし、それが目的でもないので、まあ、いいんですけど。ただ、長く続けて来たんで、ちょっと自分以外の人から「がったん」に、ご褒美をあげたくなったという、そんな感じでしょうか。特にこれまで「がったん」は、本当に多くの人たちに支えられて、ここまで活動してきました。きっとこれからもそうでしょうし。それを思うと、この賞は大勢の人たちでもらった賞なんだな、とあらためて思うのです。
 あと活動に当たっては、経済的にも時間的にも、家族にいろんな意味で迷惑をかけてます。自分の子どもたちにも、「がったん」のことをきちんと説明できるいい機会かな、と。どっちかというと、いつもありがとう、という、かみさんへのご褒美といえるのかも知れません。
 3月3日には、東京で表彰式があるそうなので、家族みんなで出かけてきたいと思います。詳しくは、また後日!


2007年2月20日(火)「駅を調べる、情報を発信する、ということ」

 今日は、前回に引き続き、アクセスニュースさんの情報提供をもとに、駅情報を更新しました。いつもありがとうございます!アクセスニュースさんのすごいなあ、と思うのは、メールマガジンで、最新情報を発信し続けていることと、その情報が、自分達の<アシ>で「稼いだ」情報だと言うことです。これって、できそうでできないことだと思うんです。「がったん」も当初は現地主義(?)を徹底してきたんですが、さすがに3000駅を越えたあたりから、少々きつくなってきました。というか、3000以上の駅が、ごちゃ混ぜになってきてですね、この駅はこんな感じの駅という情報を、自分の頭の中で整理できなくなったのです。
 もともとは旅が大好きで、昔から電車を使っていろいろ全国各地を歩いてきましたが、大体印象に残っているんですよ。しかし、3000駅を挟んだ頃、東京、大阪の私鉄、地下鉄を調査しはじめたら、みんな同じように見えてきて(笑)。特に地下鉄は「駅舎」がないじゃないですか!だから余計印象に残らないんだと思うんですよねえ…。
 そうなると、自分一人の力では、一つひとつの駅の情報に責任が持てなくっていやだな、と。誰かに「あの駅は具体的にどんな感じの駅ですか?」と更に詳しく聞かれたとき、メールなんかでプラスアルファの情報を提供できるのが理想だったんですね。でも、本来の仕事も忙しくなってくるし、自分が体調を崩したりで、全ての駅に再訪問できない状況になった、管理できなくなった、と。その時に、「がったん」にメールや掲示板で寄せていただいている情報を、元の「がったん」で調査した情報に肉付けさせていただくことで、「がったん」を発展させていこうと考えました。
 このやり方が、果たして責任ある情報提供の方法かどうかは分かりませんが、ひとつの情報選択として、発信していきたい。そして願わくば、いろんなホームページがあって、ユーザーが情報を比較しながら(事実はひとつだと思いますが、その提供スタイルがそれぞれかと)利用できる環境がいちばんいいなあ、と。今の時点では、そう思うわけです。
 でもね、でもね。昔から言い続けていますが、本来駅の情報は、第一に鉄道各社それぞれが発信する情報であるはず。「駅」は、自社の大切な商品でしょう。駅ナカでお店を充実するのもいいけど、もっと根本的なところで、利用者のための情報を提供して欲しい。不利な情報もあるでしょう。「全部階段しかない」とか。エレベーターのある駅は数駅しかない」とか。でも、<ない>という情報も、私たちは欲しいんです。それを公表することには、私は誠実さを感じます。そしてできることなら、いつ頃にどういう風に整備していく、という青写真があるといいですね。それを踏まえて、各ユーザーが、それぞれのハンディに見合った情報を発信していけばよいのではないか。そう、最近の私は考えるのです。はい。


2007年2月17日(土)「エレベーター設置が増える春」

 春は、改築工事が完成する季節ですね。いろんな町で、エレベーターなどが完成していくのかな、と思ってます。できるだけ迅速にアップしていきたい…んですけど、今日アップした情報も、随分前に頂いた情報です。すみません。ようやく、いろんなことに着手しつつあるので、お待ち下さいね。


2007年2月4日(日)「見えない障害、について」

 見える障害、見えにくい障害、見えない障害。この表現が適切かどうかわかりませんが、確かに、そういう違いが存在すると思います。たとえば、知的に障害がある場合、どうしても「しつけができてない」と思われがちだったり、心の病気を患っていると、ちょっと変わった行動をとっただけで、不審者、みたいに思われがちだったり。すごくつらい思いをしている人、家族は多いと思います。私も、そのひとり、家族、です。
 すべて、今の社会が受け止めるだけの余裕がない、ということなのかな、とは思うんですけど。…昔のことはよくわからないですが。それぞれの人が、「そういう人もいるよな」と、ちょっと思えたりしたら、すごく住みやすい世の中になると思うんですけど。もうね、バリアフリーとかいう以前の問題として。教育の問題、家庭での話題の仕方の問題かな、とは思うんですが。
 さて、昨日なおきさんという方からメールをいただきまして、精神病解離性同一性障害の彼女と僕』というホームページを教えてもらいました。うまく紹介できないと申し訳ないので、ご本人の文章をそのまま載せておきますね。
僕の彼女は、幼い頃にうけた虐待が原因で、解離性同一性障害(多重人格障害)という病気を患っています。子供の頃に幼児虐待を受けた多くのひと達が、大人になってからも苦しんでいる病気です。多重人格障害は、誤解が多く、いまだに多くの偏見の目があります。彼女の障害を、少しでも多くのひと達に知ってもらい、彼女や彼女と同じような障害を抱えている方の力になれたらと思っています。僕のホームページをできるだけ多くのひとに見てもらい、病気の偏見をなくしていきたいです。また、彼女と同じ病気の方や家族の方に見ていただけたとき、少しでも励みになればと思っています。
 なおきさん、私も拝見しました。自分の知らない世界が、まだまだたくさんあるんだ、ということ。見えない、わかりにくい、そんな障害を持って苦しんでいる人がたくさんいるんだな、ということをあらためて実感しました。「がったん」も冊子版でもう来年で活動20年になりますし、ホームページは今年で7年目。いろんな方と知り合い、出会いの場を作ることができてきたかな、と思ってます。まだまだ不十分であったり、テーマが絞り切れてなかったりはしますが、今年は、「がったん」のことをもっと多くの人に知ってもらうことができるように、活動していきたいと思っています。


2007年1月25日(木)「データの鮮度」

 なんとか体調も上向きかけており、そろそろ更新作業も本腰を入れたい。そう思って、頂いてるメールの最新情報をあらためて見てるんですけど。
 で、JR稲毛海岸駅に新しいエレべーターがついたよ、と。で、JRの各駅情報も、一応チェックすると、まだエレベーターなし、となっているわけです。??そうか、忙しいか。じゃあ、がったんも更新が遅れてもいいか。…ち、違いますよ(笑)。そうじゃなくって(笑)。でもね、JRにしてみれば、駅は商品な訳じゃないですか。その商品情報を4ヶ月も放置するのはいかがなものかと…。あまりバリアフリーや、駅そのものに関心がないんだろうなあ、と思ってしまいます。
 「エレベーターが設置されました」という情報が、会社にとってプラスかマイナスか、と言うことですよね、きっと。今まで階段しかなかった、という事実が強調されるか、それともどんどん便利になってきてるよ!という「今」をアピールするか。
 その点、「がったん」はあくまで第三者なので、いろんなことを、脚色もせず、事実を伝えられるかな、と。あくまで一ユーザーですから。便利になって欲しいんですよ、結局。それだけなんです、思いは。そのためには、誰かが、新しい情報を伝えて欲しい。…だって、全国の情報なんて、分からないじゃないですか。例えば私みたいに千葉に住んでたら。だから、少なくとも、各鉄道会社は自社の商品としての「駅」や「商品」の情報をどんどん流して欲しい。エレベーターを設置しても、あることが分からなければ、意味がない。これからの世の中、情報の中身もそうだけど、情報の扱い方に着いての誠実さが、一番のポイントになると思ってます。このホームページも、地味ではあるけれど、見られ方は広がりを見せてると思うので、当事者の鉄道各社のかたも目に留めて下さっていたら、嬉しいです。
 え?私はどういうホームページに好感を覚えるか、ですか?そりゃあ、「今は階段ばかりだけど、エレベーター、設置へ向けてがんばってます。まずは○月に△×駅に設置予定です。」的な誠実さが感じられるホームページがいいなあ。事実をさらけ出してる会社って、絶対支持されますって。隠すよりはよっぽどいいと思います。はい。


2007年1月20日(土)「えきペディアリンクについて」

 大阪のやまなさんからメールをもらいました。「えきペディアリンク」というホームページができたよ、と。早速見てみましたが、これがすごく分かりやすい!<地下>という目に見えない部分をイメージ化して図にする、と言う作業は、なかなか難しい物だと思うんです。でもね、よかった。ホームページ上にそのような図示したりする作業、テクニックが、自分にはなかなかむつかしいとは思うんですけど。もし時間があったら、ぜひご覧下さい。
 今後、東京とか、各地方都市へ範囲を広げていくそうです。「がったん」も、が、がんばらなければ!!調べてあるデータはあるので。それをアップする時間がない。それだけのことといえば、それだけのことなんですけど。仕事しながらなので、つい「がったん」は2の次になってしまうんですけど、できる範囲でこれからもがんばりますので、末永くおつきいただければ幸いです。
 さあ、今日、千葉もみぞれっぽいのが降りましたよ。そしたら子どもたちは「雪だ、雪だあ〜!!」と大騒ぎして近所に触れ回っていましたよ(笑)。い、いや、雪ってのはなあ、積もってなんぼなんだよ(笑)。ちらちらじゃなっくってねえ(笑)。でも、ま、いいか。子どもたちは元気で北風の中遊んでおります。子どもって、すごいっすね。


2007年1月5日(金)「知らない町の情報は、地元の方に聞いてみましょう」

 新年なので、ちょっと壁紙を変えてみました。どうでしょう?なんかちょっと雪っぽいでしょうか。まあ、雪景色なんて、雪国の方々にとってはロマンチックでも何でもなくって、ひたすら雪かきと格闘の日々とは思いますが…。週末北日本で大雪のおそれ、とのことですから、お住まいの方はご注意下さいね。
 さて、<バリアフリーリンク集>に、「身体障害者のための名古屋市エリアガイド」さんを追加しました。名古屋のことが詳しくなりそうですね。私もずっと、東北と千葉という東日本で暮らしていたために、どうも西日本の各都市の交通事情が、すっきり飲み込めません。なんども足は運んでいるんですけどねえ。やはりこういうことは、地元の方に聞くのが一番!<バリアフリーリンク集>には各地の車イスマップ関係のホームページを掲載してありますし、「がったんサポーター」の方々に聞いてみるのもよいでしょう。もしその土地に出かける予定があって、なんかちょっと不安…、という場合には、いろいろな方をあたってみられてはいかがでしょうか。「がったん」としても、ことしもいろいろな方との出会いを楽しみにしております。「こんなホームページがあったよ〜」と、お知り合いの方々に紹介してくださると、大変嬉しいです。今年もどうぞよろしくお願いします。


2007年1月4日(木)「ひらがなで、話そう」

 明けましておめでとうございます。今年もカメのような歩みを続けそうな「がったん」でありますが、あきれず、怒らず、末永くお付き合いいただければ幸いです。
 新年と言うことで、なにか抱負のようなものを…、と思ったんですけど、なかなか思いつかない。しいて言えば、先日新聞で読んだんですけど、「むつかしいから、ひらがなでお話しして」という標語が載ってて。おお、今年の「がったん」はこれだ!、と。
 確かに、近年横文字や難しい日本語が乱立し、それで理解が深まればいいけど、そうじゃないことが多くって。難しいことを、どれだけ分かりやすく話せるか。それは、コトバを砕いて砕いて、小さくやわらかくすることだと思うんですよね。たくさんの人が理解できることが、大きな広がりへの第一歩だと思うんですよ。そんなことを「がったん」ができたらいいなあ、と。そんなことを思っているわけです。はい。
 これは書き言葉だけじゃなくって、話し言葉にも言えることだと思います。耳から入るコトバは、音としてはすべてひらがなかもしれないけど、中身がコンクリートみたいにカチコチなら、耳には入りにくいですよね。
 「難しいことをわかりやすく。わかりやすいことを、もっとわかりやすく。」これからの「がったん」は、これで行きますので、どうぞよろしくお願いします!!


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