身障者用トイレのシンボルマーク
〜あなたの街で見かけたことはありますか?


 以前も一度話しましたが、近畿は関東と比べて、訪れるたびに「すごいな〜」と思うことがあります。それはやはり、トイレですね。男女それぞれに一つずつ、身障者用トイレがある駅が多いんですよ。関東だとどっちかに一個、それもどっちかにできなくて、女子トイレの中に設置したり、その逆もあり。あとは、一つしかないトイレに使いたい人が殺到して、なかなか使えなかったり。それじゃあ、使いにくいですよね。「でもね、スペースが…」そうはいわれても、トイレって大事ですから。なかったら外出などできないわけで。このトイレの事って、設置者の方がどういうことを考えてるのか、いろいろ見えてくる部分も多い気がします。
 身障者用トイレが車イスユーザーの「専用」だった時代はもう終わり、「共用」「優先」の時代に突入しているわけです。今まで以上の利用者が見込まれるわけで、その辺を加味して、2個体制でも大きな駅なら十分需要があると考えます。ぜひ、ですね。
 でも小さい駅だって、ちょっと発想を変えれば、身障者用トイレを2個体制にできます。その答えは、関東の埼玉県秩父鉄道の「ひろせ野鳥の森」駅のトイレにあります。本当に小さな駅なんですが、トイレが男女別に分かれていて、中にはいると身障者用トイレが男女1個ずつがある、と。要は、その駅に存在するトイレは2つしかないと言うことになります。でも、「いろんな人が使いやすいこと」という考え方が前面に出ており、利用者がそんなに多くないのなら、と、トイレそのものを「身障者用トイレ化」した、というのが結論なのでは、と考えます。新しい試みですね。
 このような違い、果たして地域性なのか、会社によって考え方が違うのか…。う〜む、だれか教えて下さい?!
                                                         (2004.8.)


 この前の帰省の時に立ち寄った高速の関越道、赤城高原SA上り線の身障者用トイレです。ドアにでっかい車いすマークが!わかりやすい、と思ったものの、子どもたちは「すげっ!」…果たしてどんな感想を持ったのか。少なくとも多くの人の関心を集めているのは事実のようであります。でも、控えめに存在するよりも、まず「知ってもらうこと」が大事かな、と。自己主張していくことはこれからもっと必要になると思うのです。
 何でこんなことを書いたのかというと、先日「ひかるとともに」というTVを見たのです。ひかるくんという子が、けがをして病院で手当を受けるんですけど、初めての場所で緊張しちゃって、わ〜!とパニックになる、と。で、医者や看護師たちが「まったく親のしつけがなってないね」と言い放つ。そこでお父さんが「うちの子が自閉症ですみません!」と必死に謝るシーンがあって。そうじゃないでしょ、別に自閉症は生まれつきの障害であって、親の養育によるものではないことは、今では常識であり、申し訳ないと謝る必要なんてないわけです。じゃないと、家族は一生謝り続けていくことになってしまう。…そんなお話でした。今ではもちろん、そんなことをいう医者なんていないだろうし、このようなTVが放送されると言うこと自体、変わってきていると言うことを実感します。バリアフリーの流れに乗っかって、変化を遂げる車いすユーザーの生活。もっとその生活が、自然なものになっていくような流れをもっと作っていかなければと感じる今日この頃なのです。               (2004.5.)


 昨日に引き続き、九州の福岡県、東郷駅のお話。駅前ロータリーに公衆トイレがあったんですが、道路脇に案内表示の印がさりげなくて素敵だったのと、「多目的トイレ」をうたうマークがとても個性的だったので、紹介しておきます。
 いろんなマークがたくさん増えてきているけれど、それぞれにアイディアが織り込まれていて、なるほど、と感心させられます。あとはこのたくさんのマークを、少しずつ整理していって、ある意味「スタンダード」なものを生み出せたらと思います。どこの国の人でも分かるサイン、難しく考えなくとも理解できるサイン。そのようなものを模索できたら素敵ですね。                      (2004.4.)


 写真は関東・京浜急行・新逗子駅のトイレのシンボルマークです。5点のマークはわかりやすく、ごちゃごちゃするわけでもなく、好感が持てます。
 このシンボルマークのもつ意味は、「車イスを使ってる人のためのトイレだよ」「だけど、専用ってわけじゃないんだ」「車イスを使ってる人以外の人も使ってね。」「考えられるのは次のような人たちですよ」といろんな説明も含んでいると思います。「専用」から「優先」「共用」の考え方へ。ただ、そのようなPRの意味をこのマークに持たせる必要はそろそろなくなってきているんじゃないか、とも思うんです。バリアフリーの考え方も少しずつ浸透してきている今、もっとシンプルなマークが考え出されてもいい時期かなあ、と。ただこれからも、はじめてこのマークに出会う子どもたちもいるわけで。その辺も考慮するとわかりやすいマークであることが一番。外国の方々にも同じことが言えると思うし。全国探せばもっときらりとひかるマークがありそうな気もするし。まだまだ進化の余地あり、ですね。         (2004.1.)


 さてさて、4日間も更新ができず、ご心配をおかけしました。本業の仕事が忙しくて毎日帰りが遅く、昨日は久し振りに子どもたちと山登り。そんなこんなの毎日を過ごしています。でも、やっぱり山は気持ちがいい!
 そんな山登りの途中で見つけたのが写真のトイレです。場所は埼玉県長瀞町の宝登山神社前の公衆トイレです。なんともユニークな身障者用トイレのマーク!真ん中のおかあさん?が持っている箱のようなものはなんだろう・・・?あと、スゴイのは男女それぞれのトイレの中に身障者用トイレがひとつずつあったということ。関西では結構よく見る光景なんですが、関東ではまだまだ珍しいですよね。
 あと、長瀞町は町の観光の主要な所に身障者用トイレがあったように思います。野上駅、長瀞駅、ロープウェーの山麓駅、山頂駅・・・。きっと町の考え方が、こういう所からも垣間見えた気がした出来事でした。    (2003.11.)


 ・・・というわけで(笑)、ちょっとだけ時間ができたので、ふらりと京都へ行ってきました。夜行で行って夜行で帰るという、とんぼ返りだったんですけども。まあ、仕事があるので、これも仕方ない。久しぶりに寝台に揺られて、嬉しい旅でした。あと、京都もよかったですよ。小雨が降ったりやんだりで、天気はいまいちでしたが、坂本龍馬のゆかりの地を歩いたりもしてきました。で、JRのみならず、京阪、阪急、近鉄、京福と、様々な電車に乗り、なんとなく京都の町がわかったような気がします。
 関東と関西で違うところは、やはりなんと言っても身障者用トイレに対する考え方でしょうか。この写真は京都市営地下鉄の山科駅のトイレですが、結構関西は男女それぞれにひとつずつトイレがあることが多いです。必要性を感じているからこそだと思いますが、地域性っていろんなところに現れてきますね。あと、エスカレーターのどちら側を空けるとか、立ち食い蕎麦屋さんの汁の濃さ、とか。新鮮、です。はい。(2003.3.)


 関西で、このようなシンボルマークをよく見かけました。それだけ普及が進んできていると言えるのでしょう。たくさんの人が、「あのマークはなんだろう?」と感じることがまずは第一歩だと思うからです。ただ、もう少し、説明が必要かなあ、とも思いますけれど。
 ちょっと、話はわき道にそれますが、私たちは「コトバ」で分かり合おうと努力しなければいけない。うまく伝わらないときは、工夫する。考える。その作業を怠ってはいけない。毎日報道されるTVニュースを見ていて、強く思う今日この頃です。
 今日職場の桜のつぼみが、少しだけほころんでいました。さあ、皆さん、春がきますよ。(2003.3.)


 再びトイレのマークについて。小田急江ノ島線善行駅にある身障者用トイレのマークです。オストメイトのマークも描かれていますね。小田急線には身障者用トイレが多く設置されており、最近設置されたトイレは新しい考え方が盛り込まれているように感じました。
 JR東日本では横浜駅北口改札口にモデルトイレを設置することを決めたそうです。バリアフリーに対応し、車いすや人工肛門の使用者にも配慮した設計だということ。これからどんどんトイレも変わっていく予感がします。期待、しましょう。(2003.1.)


 このマークは、宮城県仙台市にある「長町モール」というスーパーの身障者用トイレのシンボルサインです。このマークで特徴的なのは、盲導犬の絵が示されているということ。「どなたでもご利用ください。」とは書いてあるものの、そうか、盲導犬もそうかあ・・・と妙に納得したマークでした。(2003.1.)



 東京の「小川町」という地下鉄の駅で、興味深い表示を見かけました。その名も「だれでもトイレ」。・・・要するに、今までの身障者用トイレなんですが、ネーミングがストレートだなあ、と感心したもので。言おうとしていることがあまりにもはっきりと伝わってくるので(笑)、かえってこちらがドキドキしちゃったんですけども。
 そうなんです。趣旨としてはだれでも使ってほしいということなんですね。でも、ここで車いすマークがとなりにあるから、なるほど、と安心できる面もある。正直な話。究極の「バリアフリー」ですね。
 以前話したことがありますが、「だれでも〜」と強調すると、このトイレでしか用を足せない人が困ってしまうのも事実。でも、でも、この視点は間違っていないし、大切に育てていかなければいけない考え方であると感じました。パチパチ。(2002.11.)


 国立競技場の帰りに、営団地下鉄の「表参道」の駅を通ったのですが、トイレの前にはじめてみるシンボルマークを発見!右から2番目のマークは、なんでしょう?「オスメイト」を使用できるマークかな、と思ったりするんですが、詳しいことはわかりません。どなたか教えてください。
 あと、一番右側は何のシンボルマークでしょうね。赤ちゃんのベットがある、もしくはベビーキーパーという専用のいすがあるのかな?なんとなくわかっても、なんとなくわからないというものでは、役に立たない気もしますが・・・。私も勉強不足で、なんのサインかわかりません。もっと、鉄道各社でPRが必要であるように感じました。うちらが海外へ行って、その国の言葉を知らなかったとしたら、やはり、このようなシンボルサインを手がかりに生活していくと思うので・・・。
 東京の地下鉄にも、自由に使えるエレベーターの設置が進んできていますね。世の中の流れは、「自分で操作して」利用できるものが主流になりつつあり、数年後には激変しているような気がします。(2002.11.)


 先日、東北道のトイレで、このようなマークを見つけました。赤い女子トイレのマークは、「ベビーベット」「きがえができる台があります(フィッティングプレート付き)」「ベビーチェアー」「子供用小便器」の4点です。これはちなみに一般用トイレの入り口に掲示してあるもので、このほかに、身障者用トイレが設置されています。身障者用トイレの混雑防止に役立つかも、と思いました。
 この様なシンボルサインは、いろんな場面で役立つと思われます。文字を使うことが困難な人、文字を読めても綴れない人でもコミュニケーションが取れますし、意味を簡潔に伝えることができる、見た目にシンプルでわかりやすい、と言った利点があると思われます。また、言語を問わず、多くの国の人に理解してもらいやすいともいえるでしょう。今後もわかりやすいシンボルが、広がっていくことを願っています。 (2002.8.)


 このトイレは、東京都の中央線三鷹駅にあるトイレで見つけたシンボルマークです。これはまた、賑やかなマークですよね。でも、ごしゃごしゃせずにすっきりしているのは、デザイン的にすっきりしているからなのでしょう。
 こういうマークを専門に考えている人って、いるんですかねえ。デザイナーの方とか。もしくは、施設課の方とかが、考えているんでしょうか。一般公募があっても面白いなあ、とも思うし、やっぱり、こういうマークは統一されていたほうが、すっきりするよなあ、とも思います。
 もし、統一されたマークが決まったら、新聞の全面広告とかで、ドーン!とPRするわけです。いいなあ。でも、誰が広告代を出すのかっていう問題もありますねえ。う〜む。でも、いいアイディアだと思いません?(2001.11.)


 このトイレは、岩手県は大船渡線の大船渡駅にあるトイレで見つけたシンボルマークです。なんか、「手づくり」という感じが、とてもいいですねえ。それに、「おとこ」ですから(笑)。もちろん、隣りの女子トイレには、「おんな」と書いてありました。日本語の読めない方には、かえって「なんだろう?」と、深読みさせてしまいそうな気がしましたが(笑)。あと、左側のサインは何でしょうね。多分、ベビーシートのサインだとは思いますが・・・。
 各地の土地柄、というか、「味」「カラー」がでるのだなあ、と感じます。このトイレの設計に携わった方たちが、きっと知恵を出し合ったのでしょうね。その情景を思うと、なんだかあったかい気持ちになるのは、私だけでしょうか。(2001.10.)


 茨城県は下館駅の身障者用トイレのシンボルサインの紹介です。
 「バリアフリーデザイン」という英語が眼を引きますね。そして各種マークが続きます。しかし、あの禁煙マークはなんでしょう!?高校生の喫煙を防止したものでしょうか。それともやはり、純粋に禁煙して欲しい、という願いの表れでしょうか。う〜む、謎です。
 各地を歩いて感じることは、本当にいろんなマークがあるなあ、ということです。やはりそれぞれの設計者の方や、担当の方の思いが強く伝わってくるように感じました。「多くの人の関心を集めるもの」「多くの人が考えるきっかけになるもの」と、使命はそれぞれだとは思いますが、このシンボルマークについては、これからも考えていきたいと思います。(2001.10.)



 北海道の新琴似駅の身障者用トイレのシンボルサインの紹介です。
 先週の小樽築港駅と同様な、シンプルなデザインです。基調が緑だったりするところは、JR北海道のシンボルカラーの緑と同じであり、統一感がありますね。
 4つのサインが同時に提示されているのに、全然ごちゃごちゃしておらず、これは一つ一つが洗練されたものであることの現れでしょう。
 シンボルマークを見かけたときに、多くの人が「あれ?」とか、「なんだろう?」と感じることも、すごく大事なことだと思うのです。(2001.9.)





 北海道の小樽築港駅の身障者用トイレのシンボルサインの紹介です。
 全国いろいろなトイレを見てきましたが、必要な情報をこの3つのシンボルマークに凝縮してあるように感じました。
 シンボルマークは、やはりシンプルで誰が見てもわかりやすいものであるべきだと思います。海外からの旅行者の人にとっては、大変有効な手段になるはずです。昔、海外を歩いたとき、このシンボルマークが掲示されていない場所では本当に困ってしまったことを思い出しました。トイレとか、非常口とか、緊急時に必要な場所を知らせる手段として、このシンボルマークには、今後も良い知恵をひねっていかなければならないと感じます。
 あなたの町のシンボルマークは、わかりやすいですか?(2001.9.)


 北海道の大沼公園駅の近くで見かけた公衆トイレのシンボルサインの紹介です。
 今までも随分とシンボルマークを紹介してきましたが、このマークは、とても絵心があります。ちょっと読みずらいかもしれないので、補足説明しますと、まず左上には「誰もが使えるゆったりトイレ」と書いています。車いすマークの下には「最優先」と書いています。で、右下には、「あいているときはどなたでも」と書いてあります。
 特に、左下の小さな男の子がいいです(笑)。味があるって言うんですか(笑)。
外国の人には言葉的にはハンディになりそうだけれども、この絵を見てもらうとなんとなくイメージをつかんでもらえるのでは、と感じています。
 ほんとにいろんなシンボルマークがあるものですね・・・。(2001.9.)


 茨城県の日立駅で、写真のようなトイレサインを見つけました。一番右側には、男性のサインもあります。
 このサインですごいなあ、と感じたのは、左から3番目の「くし」でしょう。「女性トイレの中で、お化粧ができる」ということでしょうか。なんでもサインになるんですねえ。
 しかし、デジカメって便利です。現像代を気にせずにパシャパシャ撮れるし。この夏、たくさんの写真を撮ってきましたので、お楽しみに!(2001.8.)






 関西の身障者用トイレについてです。確か、南海電鉄の「りんくうタウン」駅だったと思うのですが、このようなシンボルマークを見つけました。見てください。この具体的なマークを!でも、ストレートすぎて、なんとなく気恥ずかしい気もしますね。すごく、車いす利用者のための「特別なトイレ」ということが強調されている感じ。
 加えて、JRと私鉄で、シンボルマークが違うのも、混乱を招くような気がします。全国にはきっと、もっと様々なシンボルマークがあるのでしょうね。夏の調査時には、デジカメ持って取材してくるつもりです。(2001.5.)


 関西の身障者用トイレについてです。前回調査で関西を歩いたとき、写真のような男女それぞれに一つずつ設置されたトイレをよく見かけました。私自身、東日本に住んできたものにとって、この事実はカルチャーショックでした。その土地の文化や考え方というものが、このような施設一つとっても自然に出てくるものなのかな、と感じました。
 みなさんの住む街の施設はいかがですか?(2001.5.)






 身障者用トイレについてです。写真のようなトイレを調査時に見かけました。どうでしょう?身障者用トイレがあるのがお分かりですか?左手にあるのですが、シンボルマークは一般型トイレしか表示しておらず、ふと見ると、その存在には気づきにくいものとなっています。このように、構造上一目で見て情報を判断しにくいケースにも、シンボルマークは大変有効です。また、言葉として情報を得にくい人(外国の方とか。)にも、とても伝わりやすいことでしょう。言葉に代わる情報として、その効果的な表示の仕方にも、工夫が必要であると感じた今週の一枚の写真でした。みなさんの街のシンボルマークは、わかりやすいですか?(2001.5.)








 少し前の上野駅のトイレサインに続いて、今度は宮城県本塩釜駅。2001年3月末に完成したばかり、という新しいトイレです。サインが一つ増えましたね。一番右端上の3人が並んでいるサインです。「家族連れ」「親子連れ」・・・。どのような意味を持ったものなのか、ちょっとわからないのですけども、なんとなく言わんとしていることはわかりますよね。うん。
 今は、何事も視覚に訴えることで、言葉がなくても気持ちが相手に伝わりやすいということが、浸透してきたように思います。外国に行くと、言葉がわからなくても安心して旅行できるのは、この「サイン」がしっかり街に根付いているからのように感じます。私たちの街も、多くの人が安心して過ごせるよう、このようなサインが増えていきますように・・・。(2001.5.)


 毎回すいません。またまたまぶしいでしょう(笑)。室内なもので、ストロボが反射したんですね。申し訳ない。
 このトイレのシンボルマークは、千葉県の成田空港駅のものです。
「あれ、なんだろう?」と興味を持って見てもらう、という面では成功ですよね。先々週のシンボルマークでもハンガーのマークがありましたが、ここでも出てきました。本当に、何の意味でしょう・・・。気になる(笑)。誰か、知ってる方いませんか?                    このシンボルマークでは、車いすマークがほかのマークと同等であり専用という押し付けがましさもない。かといって、もっとも必要としていることを、白地でアピールしているので、「優先」という考え方もさりげなく伝わりそうですね。全体的にすっきりとしたデザインで好感が持てます。こういうマークが、もっと広まるといいですねえ。(2001.3.)


 JR品川駅のトイレ入り口で、面白いシンボルマークを発見。それが左の写真です。
 わかりますか?たぶんですね、左から、「車いす使用者」、「杖使用者」、「赤ちゃんのオムツ替え」のシンボルマークだと思うんです。で、その隣り。何でしょう(笑)。いや、ハンガーだとは思うんですよ。というか、ハンガーにしか、見えませんものね。では、このハンガーはいったい何を意味するのか。それが?だったのです。「着替え可能」ということかなあ、やっぱり。多目的に使ってください、というメッセージ?私も「専用」という考え方は、ちょっと違うとは思っているので、なるほど、とは思いますが。う〜む。ただ、身近になりすぎて、いつも利用中、お化粧中、になりそうな気が・・・。車いすのマークをほかより少し大きめにして、「優先」という考え方をアピールしていっては、などと考えてしまいました。

(2001.2.)


 JRの上野駅で最近見つけた「シンボルマーク」です。各地でいろいろなバリアフリーのマークを目にしますが、トイレに関するマークは、このマークが視覚的にも、内容的にも一番すっきりしているように思います。特に車いすが前面に押し出されているわけでもなく、かといって「優先」という考え方もきちんと盛り込まれています。「専用」から、「共有」へ、そして「優先」へ。街の変化が、伝わってきます。
(2001.1.)


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