写真のトップに戻る        身障者用トイレとシンボルマーク

 全国の身障者用トイレに関する写真や話題を集めてみました。 


2005年4月19日(火)「最近の車いすにおける車内環境〜近鉄特急を例に」

 あと、やまなさんから、近鉄特急の車内レポートが届きました。紹介しておきますね。
 「近鉄特急の車椅子席の様子送ります。新幹線と同じようなスペースと思いますがどうでしょうか?近鉄電車はきれいで使いやすく気持ちが良いです。ただし、特急料金がかかり、これは障害者割引が無いのが残念です。(大阪ー名古屋:片道座席指定特急料金2000円)。これが問題なく乗車出来るのに新幹線は何故ダメなのでしょうか。近鉄の改札で話すといつもエー何でと驚かれます。」
 そう、車内に身障者トイレが設置される動きは、すっかり定着し、新造車両では必ずと言っていいほど設置されるようになってきていますね。その内容も、室内空間の広さ、あたたかさ(イメージとしてね)共に向上している気がします。機能面はそれぞれ人によって感じ方が違うとは思うんですけれど。思い出してみれば、昔の(今も走ってるかな?)新幹線の身障者用トイレ、すべてステンレスの銀色で、冷たいイメージがあったなあ…。便座に座るのも勇気がいったような記憶があります。空間だけは広いんですが、それがまた寒さを増幅させていたような…。その時はそれが当たり前だったし、とても感謝したものですが、最近の良いトイレを体験してしまうと、なかなか昔には戻りにくいものですね。…というようなことを、このやまなさんのレポートを読んで感じました。


「折りたたみパブリックシートの普及について」

 さて、ちょっと昔の話しになってしまいますが、今年のお正月に仙台に帰省したんですね。で、地下鉄の北仙台駅に降りたときに、写真のような「折りたたみパブリックシート」を発見(?)しました。以前松島海岸遊覧船のりばレストハウス、埼玉県モスバーガー吉川店、などで目にしてはいたんですが、普及が進んでいるみたいですね。
 やはり、身障者用トイレには、着替え(大人でもおむつを替える方はいます。)ができるベットが欲しいし、荷物等をおけるスペースも欲しい。そんな思いを叶えるには、やはりベットがいいだろう、と。思うわけです。
 左から1〜2枚目には、「大きめのシートがあります」と書いてありますね。で、ベット下にはキャスターがついていて、開くとベットになる、と。なかなかいいのではないか、と。これを普及させていくためには、トイレ自体の考え方も少し変えていかなければならないかもしれません。従来のスペースでは、ちょっと狭いかな?
 ただ、先日千葉県の柏市にある「高島屋7階」のトイレに行ったら、このパブリックシートがあったんですよ。ちょっとびっくりしました。案外速いペースで普及が進んでいるのかも、と思った次第です。あなたの街の身障者用トイレには、パブリックシート、ありますか?(2005.2.)


「身障者用の仮設トイレについて」

 静岡県にある社員3人の会社が車椅子でも利用しやすい移動式仮設トイレを考案したという記事が、2月12日付けの毎日新聞のホームページに掲載されていました。なんでも5分で組み立てOKなんですって。
 便器の周りが左右対称の三角形の天板で囲まれ、左右どちらからでも天板に座ることができ、手すりも可動式で、左右どちらの半身まひにも対応できるようにしたとのこと。周囲を覆うテントを含めても64キロで、ワンタッチ式で組み立てられ、価格は1セット26万5000円だとか。この値段を高いと見るか、妥当と考えるか。
 震災時には、今までは身障者用トイレって、あまり設置されてこなかったんですかね。現地入りしたことないんでわからないんですけれど。地震に限らず、野外イベントなどでも、いわゆる工事現場に設置してあるような、電話ボックスタイプばかりですよね。きっと、主催者の方の発想に入ってないんでしょうねえ。施設では身障者用トイレが普及してきていますけど、そのユーザーが避難する、という想像力、多くの人が持てたらいいなあ、と感じました。
 …と、ネットを歩いていたら、「エムズジャパン」さんのオームページに、この移動式仮設トイレの紹介が載っていました。他にもいろいろ興味深いトイレがありましたよ。興味のある方はぜひジャンプしてみて下さい。(2005.2.)


 朝日新聞で「あいちトイレ研究会」という存在を知りました。私自身、身障者トイレに関するつぎはぎだらけの知識が、すごく整理されていくのを感じました。「がったん」も身障者用トイレの情報を載せていますが、有無の情報のみなので、果たして本当に役立っているのかは、…というところでしょうか。<できることを、できるだけ>というのが、がったんのスタンスですが、できることなら役立って頂けた方が嬉しいので、これからも掲載方法を模索していきたいです。
 ぜひ、身障者用トイレに関していろんなことを感じている方がいらっしゃいましたら、ぜひアクセスしてみることをおすすめします。                                                    (2004.9.)


 今回新名古屋駅に電話をしたら、春には自由に使えるエレベーターができるんですって。そりゃよかったあ、と思っていたら、身障者用トイレは今月の10日にできるんですって。「じゃあ、便利になりますね。」と駅員さんに電話口で話すと、「でも…、階段で行くしかないんですよう…」「は?」「いや、ですから、春になればそのエレベーターを使えばいいんですけど。それまでは階段しかなくてですね。要するに、身障者用トイレが先にできてしまったんです。すみません…」いやいや、謝らなくったっていいんですよ。なんか、気の毒になったんですけど。自由に使えるエレベーターもできますから、春まで待って下さいね…とトイレの前に張り紙してもいいかも。PRは大事!
 前に進むにも、進み方っていうのも合わせて考えていく必要がありそう。誤解を生まないためにも、ね。(2004.6.)


 新潟県のまっちゃんさんから先日掲示板に書き込みがあり、写真も送られてきました。書き込みの内容は以下の通り。「新潟県の新津駅は数ヶ月前?にリニューアルしたのですが、今ごろ気づいたことがあります!トイレの入り口に、点字のトイレの見取り図が貼ってありました。またさらに驚いたことに、トイレの入り口では「向かって右が女子トイレ、左が男子トイレです」と音声案内が繰り返されていました。新しい駅など徐々に導入されてきているのでしょうか?」
 ごめんなさい、写真が小さくしか掲載できないので見にくいかもしれませんが、視覚的に見てもわかりやすいですけど、きっと、触覚的にもわかりやすいものなのでしょう。そして音声案内もあるのであれば、安心感も増すことでしょうね。
 このような仕組みはその街の自治体が考えたのか、それとも、鉄道事業者が考えたのか。たぶん、前者だと思いますが、このようないい流れはぜひ今後も広がって欲しいですね。まっちゃんさん、情報提供、ありがとうございました!またどうぞよろしくお願いしますね。              (2004.6.)


 先日九州のしらかわさんからメールをもらいました。「掲示板にも書き込みましたが、門司港駅には身障(多目的)トイレがありました。先日行った時にはじめて気がつきました。というより、普通のトイレで用を足していたときお客さんから「向こうにトイレがあるよ」と教えていただきました。中はどこにもあるごく標準的な多目的トイレですので、写真は撮りませんでした。おもての写真を添付します。」それが左の写真です。
 小さくしかアップできず、しらかわさんすみません。中央入口左横に「多目的トイレ」と筆書きで看板が付いています。門司港駅自体がクラッシックな駅舎であり、その建物に自然にとけ込んでる身障者用トイレが素敵ですね。ただ、とけ込みすぎて、存在に気づかない、ということもあるようですが(笑)。車イスマークを筆書きして掲示します?それとも…。奥が深いですねえ。                                 (2004.5.)


 やっと、先日の九州の調査の写真整理が終わりました。これからこの日記で少しずつアップしていきます。
 で、まずは最初に、じゃん!福岡の地下鉄に乗ったんですよ。そしたらなんと、二つの身障者用トイレが並んで設置されているではないですか。駅員さんに聞いたら、博多駅中央口と東比恵、福岡空港駅は比較的新しい駅なので、2つのトイレが設置されているとのこと。「いやあ、身障者用といれもだんだん混み合ってきたんですよ。赤ちゃんを連れた方とかも利用されてますしね。もちろん車いすを利用されている方も。じゃあ、二つ設置しようと言うことになりまして。」おお、なんという自然な発想!関西の駅にもこのような「2つトイレ」をよく見かけました。関東では私はまだ見たことがなく、地域性を感じますね。
 「まず、設置すること」から、「より利用しやすく設置すること」へと変わってきている気がします。これからの身障者用トイレの大きな流れになるでは、と期待したいですね。


 まったく、困ったことです。今日仕事で電車に乗る機会があって、メンバーの中に車いすを使ってる人もいて。駅で身障者用トイレを使おうと思ったんですよ。そうしたら、なんと、トイレに鍵が!改札の駅員さんに一声かけて開けてもらい使うシステムになっていたのです。駅員さんによると、「高校生がたむろしてたばこ吸ったりするんで、鍵をかけることにしたんです。」とのこと。う〜む、しょうがないなあ、でも、仕方ないのかなあ、と思い、淋しい気持ちになった自分。で、しばらくして次の駅に行くと、またもや鍵が!あー、不便!!
 一体、どうしてこうなってしまったんだろう。昔は駅側が倉庫や掃除用具入れに使っていて、まったくう、って例が多かったんですけど、今は先述の高校生のたばこ。
 なんでかなあ。どういう気持ちで高校生はたばこを吸っているのかなあ・・・。隠れて吸えるスペースがあってラッキー!みたいなもんで、後ろめたさなんてないんじゃないか。そんなことを思っちゃうんですね・・・。じゃなきゃ、吸えないと思うんだ。もっと突き詰めれば、吸ってる高校生だけが悪いんじゃなくて、どうしてこのトイレが必要なのかを、私たち大人が子どもたちにキチンと伝えてこなかったせいじゃないか、という気も、するわけです。
 別に、教育とか、学校のシステムとか、そんな大きなことを言いたいわけじゃなくって。家庭でもっと、簡単にできることがあるんじゃないか、と。例えば、TVでバリアフリーや車いすについてのニュースが流れたり、街でエレベーターや身障者用トイレを目にしたときに「なんだか知ってる?」と話題にするとか。学校だけでは教えられることって、限られていると思うんですよ。だから、ぜひ家庭で大人が気づかせてあげたい。
 で、それを高校生になってからやると、「うるせーなー」とうるさがられるだけなので(笑)、ちっちゃな時に、ひらたく言えば、大人の話をしっかり聞いてくれる歳の時に(笑)、ぜひ話題にして欲しいと思っています。それだけで世の中は大きく変わると思う。結果はカタチになってすぐには見えないし、100点とか点数化もできないけど。
 でも、知らないまんま、大人にしちゃいけない。子どもは大人から知らされる権利があるし、大人は子どもに知らせる権利があるんじゃないか。・・・って、なんだか小難しい話になっちゃいましたけど(笑)。せめて身障者用トイレでたばこを吸っているとき、後ろめたさを感じる子に育てていきたい、と。そう言う子を増やす努力を、今からでも遅くないので、始めたいっすね、と。そう言うお話でした。
 追伸。マスコミの方々へ。もっとバリアフリーのニュース、流してくださいね。よいきっかけになるような。どうぞよろしく、です。                                                      (2003.9.)


今日、病院に通院したんですよ。隣町の総合病院。で、かかる科の近くにトイレがあって、2つ、あるんですね。一つは女性専用で、もう一つは身障者用と男女が合体したマークのトイレ。要するに、身障者用トイレです。で、男性の私としては、選択の余地が身障者用トイレしかないんですね。病院だから、車いすを利用してる人や、お年寄りの方が使うケースが結構多くて、まあ、私などは他のトイレでも可能だから、 他のトイレに・・・といいつつも、近くにはなく、診察の名前も呼ばれそうだし、と、いろいろ気を使ってしまった。う〜む。みんなが使いやすいトイレのあり方って、どういうカタチなんでしょうね。ちょっと考えたひとときでした。                           (2003.7.)


 宮城県松島町の松島桟橋脇にあるレストハウス。そのなかに設置されている身障者用トイレに、「パブリック用折りたたみシート」というのを発見しました。いわゆる「ベット」ですね。以前から身障者用トイレの中に横になって着替えるベットがないとか、荷物を置く場所がない、腰掛けるところがない、など、いろいろと使ってみると問題点があったわけです。で、2002年8月21日の「がったん日記」に掲載した<モスバーガー吉川いちょう通り店>のユニバーサルトイレに続く発見をしたと。そういいうことを言いたかった訳です、きょうは。
 広いスペースというのは、設置する側としては費用面で負担が大きいと思いますが、利用する側としては大変使いやすい。そして、ベット等があると、利用できる人の層も広がるのでは、とあらためて感じました。(2003.7.)


 京都の阪急嵐山駅のトイレで、写真のような点字ブロックを見つけました。最近点字ブロックにも興味があるんですけれど、ホーム上や改札口までの点字ブロックでのアプローチは見たことがありますが、このときは男子用の小便器の前に点字ブロックが。
 考えてみれば、目が不自由な方にとって、排泄する、と言う行為のときも、点字ブロックなどの触覚情報は大事だと思うんです。それを頼りに移動していると思うので。ただ、トイレの中にあるのを見たのは初めてでした。足元の場所がしっかりすると、確かに安心して用が足せそう・・・、と思った、京都嵐山のお話でした。(2003.5.)


 23日の神奈川新聞にオストメイトトイレの記事が出ていました。以前この「がったん日記」でも取り上げたことがあったのですけど、この神奈川新聞の記事がわかりやすかったので、ぜひ。
 記事の中に、オストメイト式のトイレはまだ理解が得られていないので、身障者用トイレを長時間使ったりすると、状況を知らない人にきつい言葉を浴びせられたりすると書いてありました。それを防ぐためには、マーク等を入り口に掲示することがよいと。今後ますます身障者用トイレが多目的化していくことが予想されます。理解を広めていく努力も、施設整備と並行して進めていく必要があるのだと、あらためて感じた記事でした。          (2003.3.)


 おとといの身障者用トイレの件で、横浜駅のトイレの話をしましたが、神奈川新聞社でその記事を扱っていました。ご覧になってみてください。今後の動きについても触れてあります。JR四谷、大崎駅ではすでにこの種のバリアフリーのモデルトイレが設置されており、「本年度中に武 蔵小杉、成瀬、淵野辺、根岸、辻堂、二宮、小田原、湯河原、熱海の九 駅にエスカレーター計十七基、エレベーター計十二基を整備する。」とのこと。具体的な計画を発表してくださるととてもわかりやすいですね。助かります。これは、JR東日本の横浜支社の発表でしたが、JRグループ全体で統一して発表するとかできないですかね。「駅」も自社商品のひとつと認識して、PRに努めていただきたいと、考えるのであります。                                                       (2003.1.)


 今朝の神戸新聞に、「安心できるトイレを。<オストメイト>が訴え」という記事が載っていました。そうかあ・・・。洗浄設備が必要だったというわけですね・・・。今までは身障者用トイレというと、車いすをイメージすることが多かったですけれど、ハンディを感じる多くの人が使いやすい「多機能」な設備を備えたトイレが、これからは求められていくのでしょうね。
 それと、内部障害というのは、目に見えないからその不自由さが周りの人にわかりにくいですよね。私も言われなければ気づかなかったし。いろんな場所で情報を発信し、気付いてもらうための努力を、いろんな人たちがしていく必要があるのではないか、と考えた、今回の出来事でした。                         (2002.12.)


 聞きなれない名前、「オストメイト」。最近身障者用トイレなどで目にするようになってきました。JRの柏駅でも「このトイレにはオストメイト用の設備を備えています。」というマークを見かけたので、なんだろう?と思ってインターネットなどで調べると、「人工肛門をつけた人のためのトイレ」とある。??。で、いろいろほかにもあたったら、「稲葉のホームページ」にて詳しいことが載っておりました。なるほど・・・、と理解出来ました。
 障害というのは人それぞれだし、関心のある方面のことしか知らなかったりで、世の中にバリアを感じている人がいかに多いかということを改めて実感させられます。誤解を恐れずにいうと、「車いす」とか、「白杖」、「盲導犬」と、目に見えるカタチであれば、周囲の理解も得られやすいと思うんです。でも、目に見えないカタチの障害は、なかなか相手に伝わりにくく、かつ本人にとっては肉体的にも精神的にもつらい思いをすることが多いのではないか、と思うんです。「がったん」では、まず「こういうことが大変なんだ」と周囲に知ってもらうことを大事にしなければ、と考えています。でも、自分が知ることのできることは案外少ないもの。そこで、お互いに気づきあうということも大事かな、と。そんなことを感じた今日この頃です。(2002.12.)

 今朝の神戸新聞に、「安心できるトイレを。<オストメイト>が訴え」という記事が載っていました。そうかあ・・・。洗浄設備が必要だったというわけですね・・・。今までは身障者用トイレというと、車いすをイメージすることが多かったですけれど、ハンディを感じる多くの人が使いやすい「多機能」な設備を備えたトイレが、これからは求められていくのでしょうね。
 それと、内部障害というのは、目に見えないからその不自由さが周りの人にわかりにくいですよね。私も言われなければ気づかなかったし。いろんな場所で情報を発信し、気付いてもらうための努力を、いろんな人たちがしていく必要があるのではないか、と考えた、今回の出来事でした。 (2002.12.)

 先日のオストメイトの話題の追伸。「稲葉のホームページ」の管理人の稲葉さんよりメールをいただき、その中でオストメイトのトイレ設備への思いを述べられていました。「水洗設備より汚物入れがほしい。女性トイレのように男性トイレにもあると持ち帰らなくてもよいのに・・・」という当事者の方でなければ気付きにくい点を語られていて、身障者用トイレの、ますますの研究、改善が急がれていると感じました。そして、多くの人がこのトイレを必要としている実態も見えてきました。今後はもっと意識して、身障者用トイレも見つめていきたいと思っています。(2002.12.)


 東京の「小川町」という地下鉄の駅で、興味深い表示を見かけました。その名も「だれでもトイレ」。・・・要するに、今までの身障者用トイレなんですが、ネーミングがストレートだなあ、と感心したもので。言おうとしていることがあまりにもはっきりと伝わってくるので(笑)、かえってこちらがドキドキしちゃったんですけども。
 そうなんです。趣旨としてはだれでも使ってほしいということなんですね。でも、ここで車いすマークがとなりにあるから、なるほど、と安心できる面もある。正直な話。究極の「バリアフリー」ですね。
 以前話したことがありますが、「だれでも〜」と強調すると、このトイレでしか用を足せない人が困ってしまうのも事実。でも、でも、この視点は間違っていないし、大切に育てていかなければいけない考え方であると感じました。パチパチ。                     (2002.12.)


 今年の12月1日に東北新幹線が八戸まで開業します。で、新しい特急列車が走ります。「つがる(八戸〜青森・弘前)」と、「白鳥(八戸〜函館)」です。新幹線「はやて」はもちろんのこと、「つがる」「白鳥」ともに一部列車を除き、身障者用トイレが車内に設置されるとのことです。全国的に、新幹線は全列車に、在来線特急は、列車名の前に「スーパー」とか、「フレッシュ」とか、「ビュー」「ワイドビュー」「サンダーバード」「オーシャン」「白い」など、カタカナ言葉がくっついている特急列車は、身障者用トイレが付いています。ただし、一編成一箇所という場合がほとんどなので、あらかじめ、号車を指定して指定券を買う必要があります。じゃあ、どの列車の何号車にあるのか、という情報は、・・・というと、いるんですねえ。調べている人が(笑)。すばらしい。「がったん」のリンク集にも掲載されている「小西邦幸のホームページ 」に詳しい情報が載っています。ぜひ参考にしてください。その道のプロはすごい!      (2002.10.)


 昨日紹介した「WHEEL NET」というホームページに、「日々の綴」というコーナーがあるのですが、そこで、以下のような文章が載っていました。言われてみれば・・・、そうかもしれないという、示唆に富む文章だったように思いましたので、運営者の方に許可を得た上で少し転載します。

 >ところで、車いす対応トイレが一ヶ所だけ設置の施設でのことであるが・・・。最近、バリアフリーという考えがマスコミ等で報じられ浸透してきた。そこで、他の方(車いす常用ではない障害者を含む)も使用できるという内容のステッカーが貼られているトイレが多くなってきた。公平、且つ、平等にということらしい・・・?その所為か、いつも使用中のランプが点灯。出てきた方は、このトイレを使わなくても他の洋式を使えるのではと、思える方ばかりが目立つ。車いすトイレは広く、大きな鏡などもあり、他のトイレよりも清掃が行き届き綺麗である。そこで、化粧室代りに使用しているのだろう。何が公平でしょう・・・車いすの私には公平とは思われない。どこでも、だれでも、いつでも障壁がないことを公平且つ平等と、言うのではないだろうか。私はこのトイレのみ使用でき、他は利用できないのだ!公平という名で隅へ追いやられている!また、室内(床)を汚すのはこの方たちが多い。車いす常用の場合、排尿・排便は他の方(健常者)とは違った処置をしているので衛生管理には人一倍気を遣っている。そうしなければ、手についた雑菌で感染症等に罹患するからだ。手が足の代りもしているので床を汚せばタイヤを持つ手も汚す、「天に唾する」行為など、私はしない。

 なるほど。確かに、女性の化粧部屋になったり、高校生のたばこ部屋になっていたりしますよねえ・・・。感染症への感染など、命に関わる問題を抱えている人もいることを、私たちは忘れてはいけないと考えます。でも実は、私もよく身障者用トイレを利用させていただいてるんですね。私自身は車いすを利用してはいないんですが、我が家のちび助たちを子育てしていくうえでは、かみさんがいないときは何度もお世話になりました。もちろん、すいている時をねらってですけども。赤ちゃんだった頃はベットでオムツ替え、歩きはじめた頃は、大人が用を足す間、あちゃこちゃ行かないように・・・。ひとりである程度おしっこができるようになればもう卒業なんですけども。今は5歳の娘とよく使わせてもらってます。男子トイレに一緒に入ると、和式しかなかったりして、お尻を拭いてあげにくかったりするし。でも、あと1年くらいで卒業かなあ・・・。
 誤解を招きそうですが、身障者「専用」にする必要はないと思うんです。身障者用トイレが多くの人に利用しやすい施設であることは、もっと知られていいと思うので。利用頻度が少ないと、ついつい物置になったり、鍵をかけて管理されてしまったりしますから、もっと多くの人が使ってこの施設の必要性をアピールし、認知してもらう。いわゆる「共用」という考え方がもっと浸透するといいと思います。でも「共用」とはいっても、本当にこのトイレじゃなきゃ!という人が存在するのも事実。ですから、この身障者用トイレを利用する人は、心のどこかに「優先」という気持ちを忘れずに持ち続けていく必要があると思います。そして、たくさんの人が集まる場所には、果たして身障者用トイレが1つで良いのか、と言う問題もあります。本当に便利なら、一昨日の日記のように、4個も5個もあったっていいと思うんです。あとは、利用する側のマナーかなあ・・・。でも、ここが一番難しいんですけどもねえ・・・。皆さんはどう思われますか?                                                                 (2002.10.)


 今日は、娘の運動会。市内の運動公園で行われたのですが、暑かった・・・。日差しがね、きつくて、顔なんか、バリバリになった感じ。さすがにばてました。今年は選抜リレーの選手になったというので、先週練習に言ったのです。そうしたら、先週の日曜日は、福祉施設の運動会を次の日に控えていたようで、仮設トイレが設置されていました。ほら、あの工事現場や野外のコンサート会場などに設置される電話ボックスのようなトイレ。それがですね、4個の仮設トイレがあったんですけど、それがすべて「身障者用トイレ」!4箇所が並んで設置されている姿は壮観でした。それぞれにスロープが付いていて、利用しやすそうでした。今週もあったら写真を撮ってきて、アップしようと思ったんですけれど、もう撤去されていて、変わりに一般型の仮設トイレが設置されていました。広いほうが、みんな利用しやすいと思うんですが・・。レンタル料が高いのかな?皆さんも、見かけた方、利用したことがあると言う方、いましたら教えてくださいね。                                                     (2002.10.)


 日本トイレ協会のホームページを今日はご紹介しようと思います。というか、トイレについてこれほどまでに真剣に考えている人がいるんだな、ということが、なんかすごいな、と。中では、「グットトイレ10」とか、「ノーマライゼーション研究会」とか。ひとつのことを深く掘り下げて考えるということについて、共感を覚えると言うか、尊敬してしまいます。
 昔、家を建てるのなら、どの部屋を作りますか、みたいな質問で、トイレ!と自信たっぷりに答えていた人がいて。でもよく考えてみると、一番大事な場所かな、と。生きていく上で、なくてはならない場所。でも、普段は簡単に用を足すから、意識しないで生活しているけど。でも、意識しないと生きていけない人がいるのも事実で。もしくは、その行為に一日の中の多くの時間を費やす、という人も、いる。どうも日陰に置かれがちなトイレ。そこにスポットを当てたと言う点が、とにかくすばらしい。
 そう思っていたら、仕事から帰ってくると、1通のメール。兵庫県は但馬地区のトイレマップを教えてもらいました。国土交通省の豊岡工事事務所で作成されている、「但馬車椅子用トイレマップ」です。全国で、さまざまな視点から、トイレを取り上げている人がいる。そのことがなんだか嬉しくて、今日は書いてみました。皆さんもぜひのぞいてみてくださいね。                                                         (2002.10.)


 以前、8月21日の「がったん日記」に、モスバーガー吉川いちょう通り店」の身障者用トイレを紹介しました。そこには、今まで見たことのない収納式の大きなサイズのベットがあり、大人でも横になることができて、とっても役に立ちそうだとお話しました。そのトイレを冊子版にも掲載したんです。そうしたら、「こんなトイレがほしかった!」というお便りをいただきました。お話によると、3歳のお子さんがいるのだけれど、身長が90センチあると。そうすると、既存のいわゆるベビー用のオムツ台だと、はみ出してしまうんですって。3歳のお子さんですら、はみ出すんですから、幼児、児童、生徒の段階では、まったく利用は困難ですね。でも、そのベットを必要としているのは、赤ちゃんだけじゃないんだと言うことを、多くの人に知ってもらえたら、これからの身障者用トイレも変わっていくと思うのです。ぜひ、これをご覧になっている関係者の皆様。ぜひ、ご配慮ください。
 「コンビチャチャ」のホームページでは、全国各県の各施設にある大型ベット(?)の設置してある場所を検索できます。数はまだそう多くはないんですけれど、考えようによっては、案外あるのかな、と思ったり。検索できる施設も、店舗、交通機関、病院、外食、官公庁文化施設、宿泊施設、冠婚葬祭、寺院、教会、レジャー施設、その他、といったように、幅広いです。ここで事前情報を仕入れてから外出すると言うのも、良いかもしれませんね。   (2002.10.)


 今日の朝日新聞で、興味深い記事を見つけました。17ページの「私の視点」というコーナーで、石川ミカさんというバリアフリー推進コンサルタントという方が、「障害者は施しの対象?」という文章を寄せていらっしゃいます。主な観点は「ちょボラ」という言葉にまつわることを書いていらっしゃるんですが、がったん日記では次の文章に着目してみたいと思います。
 「ピカピカの新しい建物で、障害者用トイレやスロープ、エレベーターが完備されていても、私たちが必要とする案内表示は本当に少ない。特にトイレは、売り場から離れて、ひっそりと位置していることが多く、<障害者としての経験と勘>を頼りに懸命に探さねばならない。急を要するときは冷や汗ものだ。」「障害者や高齢者が生活の中で困っていること、本当に必要としていることは何かを、リアルな声で伝える必要があるのではないか。」
 これを読んで感じたことは、トイレやエレベーターは、あればいい、というものではないということ。特に上野駅とか、大きな駅はそうですね。宝のモチグサレ、といえるでしょうね。そこで、案内表示が必要になってくる。それが9月23日の表示にいきてくるのかな、と。そんなことを思ったわけです。今まで、この「案内表示」の視点はバリアフリーに欠けていたといえるでしょう。
 使いやすさというものは、設備そのものだけではなく、そこへのアプローチも重要だ、というおはなしでした。そして、そういう視点を発信する役割を誰かが担うべきではないか。そうでなければそれこそ「箱物」だけが増えていくということになりかねない。・・・難しいですねえ・・・。でも、人、が使うものだから。細やかな配慮は、やっぱりほしい。自分だったら・・・という感じ方を、多くの人が持てたら、福祉って、変わっていくぞ、「ちょボラ」も、してあげる、だけじゃないことに、みんな気付くんじゃないか。そんなことを、秋の夜長に感じるわけです。            (2002.9.)


 身障者用トイレを全国各地を歩き、いろんなトイレを見せていただきましたが、こんなトイレははじめてみました。いわゆる、ベットが付いているんですが、それが大人でもゆったり寝れる大きなサイズのベット。大人にとっても、横になれるベットは必要なんです。衣類を変えたり、体制を整えたり。それが壁に収納できるんですよね。そして、広いトイレの空間。それが、公共の施設ではなく、普通のお店、それもチェーン店にできてしまうというさりげなさ。店長さんに理解があってこそできたことなんですけれど、それにしてもすごく利用しやすいトイレでしたので、店長さんの許可を得て、ここに写真をアップしました。もちろん、店内も通路も広く、移動しやすかった                                              ですし、椅子をよけて、車いすをテーブルに近づけても気                            にならない広さがあります。このべットは、全国でもまだ少なくて、どこかの百貨店内に設置されているだけなんでっすって。ぜひ、お近くの方は実感されてみては?
☆JR吉川駅北口から駅前通をまっすぐ徒歩7〜8分です。
モスバーガー吉川いちょう通り店
〒342-0056
埼玉県吉川市平沼1−4−4
電話0120−367-122
営業時間10:00〜22:00 駐車場15台有り。(2002.8.)


 身障者用トイレを今回何度か利用して感じたこと。トイレの匂いがすごく気になりました。身障者用トイレは利用頻度が少ないためか、清掃も回数が一般のトイレより、少ないように感じました。室内の面積も広いですから、大変だとは思うんですけど、この匂いで印象が随分違うと思うんです。あと、くもの巣も張りやすい気がしますし、蛾なども一度入っちゃうと、利用頻度自体が少ないわけですから逃げる機会も少ない。全体的に暗いイメージがあると思うんです。
 ・・・そんな時、家庭用の芳香剤がおいてあったトイレを発見!室内もきれいに清掃が行き届き、それこそ爽やかに利用することができました。ちょっとした心配りが、気持ちよく利用できる手助けになる、と言うお話でした。
                                                           (2002.7.)


 寝台列車のトイレの紹介です。「北斗星」や「富士」など、青い車体のブルートレインを想定して話を進めていきます。
 車内に入るには、出入口にステップが一段ありますので、介助が必要になります。ドア幅は69センチ。車内は60〜74センチの通路幅となるので、車内の移動も、車いすの車種によっては移動も難しいかもしれません。
 何はともあれ、トイレでしょう。これが使えるかどうかでまずは、寝台列車を利用できるかどうかが決まるといってもいいでしょう。結論から言うと、すべて和式です。1車両にトイレが2つあるので、どちらかを洋式にしてくれたら、と思うんですけどねえ・・・。なにせ車両が年季が入っているので、設置の見込みは薄そう・・・。
 ただ、東京と山陰の出雲市と四国の高松を結ぶ寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」号は、新型車両のため、身障者用トイレはもちろん、身障者用の個室(もともと全車両個室なんです。)もあって、とても利用しやすいと思います。こちらの車体はベージュがベースの明るいものになっています。
 なにはともあれ、生活空間にはトイレが基本ですね。(2001.11.)


 先週に引き続き、東北の福島駅で見つけた、普通列車の身障者用トイレのレポートです。最近導入された新車で、主に東北本線の黒磯から一ノ関あたりを走っているようです。車種は、「700系」といいます。トイレ内がどうなっているか、入り方、利用方法の書いてある表示もあわせて紹介します。
 右の写真のように入り口の扉が引き戸になっており、2段階に開くので入り口の幅も広く、室内に大変入りやすくなっています。室内も広く、使い勝手もよさそうです。丁寧に、入り口横に、車いすでの室内への入り方も記されており、車いすで利用しない人にとっても、なぜ、このトイレが、このような構造になっているかわかるのでは、と思います。このような車両が、今後増えていくのでしょう。というか、車内にあるトイレは、必ず一つは身障者用トイレになると思います。バリアフリーの、大きなうねりを感じる、今日この頃です。(2001.10.)


 私はといえば、10月11日〜13日と、静岡へ修学旅行に行ってきました。静岡はとても暖かいところでした。気候も、人も。その際、新幹線を使ったんですが、子どもたちと旅をして感じたことをいくつか書いてみたいと思います。
 まず、移動が大変!車イスを使う子はいなかったけど、足が不自由な子は何人かいて、そんな場合はかえって移動距離があると、へとへとになってしまうんです。業務用のエレベーターは、車イスに乗っているわけじゃないから頼みにくいし、頼んだとしてもルートが長くなり過ぎて、ばててしまう。すべての駅にエレベーターを!と叫んでいるわけではないんです。(もちろん、あったほうがいいんですよ。)でもね、日本の首都の東京駅とかに、自由に使えるエレベーターがないというのはなぜ?上野駅だって、そう。バリアフリー法案が成立したことで、大きく変わっていくのだろうけど、「福祉」という言葉が、この国では本当に軽い、うわべだけの言葉として使われているように思えてなりません。東京駅にエレベーターを設置するお金も、この国にはないんだなあと、そういう国で子どもたちを育てているんだなあと、淋しくなってしまうのです。みなさんは、どう感じますか?階段は、ほんとにきつかった・・・。
 あと、身障者用トイレが、圧倒的に少ない!今までは、多くの駅にまず、せめて1つの身障者用トイレを、という思いだったけど、大きな駅でトイレのある場所には、必ず身障者用トイレを!と願わずにはいられません。生きていく上での生理現象を制約されるのは、つらいことです。
 あとは、最近の身障者用トイレはバリアフリー化してきて、いろんな人が使えるようになったのはいいんですが、居心地が良くなったせいか(笑)、長居をする人が増えたように思います。私が感じる長居する人のタイプとして、「女の人の化粧タイム」「高校生のたばこタイム」「おじさんの新聞タイム」の3つがあるんですけども。今回もなかなか空かずに、電車の時間がきてしまい、使えなかったことがありました。使うのはいいんです。しかし、このトイレじゃなきゃ用を足せない人がいることを、頭の片隅においておかなければならないと思いました。「優先」という考え方ですね。どうぞ、お先に、という気持ちが、世の中にもう少しあると、いいなあと感じた旅でした。          (2001.10.)


 この列車は、東北は福島駅で見つけました。在来線の一般的な普通列車ですが、最近新車が導入され、主に東北本線の黒磯から一ノ関あたりを走っているようです。車種は、「700系」といいます。
 この電車の特徴は、車内はすべてロングシートなんですが、身障者用トイレが設置されていることです。右の写真のように入り口の扉が引き戸になっており、2段階に開くので広く、室内に大変入りやすくなっています。特急列車などには随分身障者用トイレがあたりまえのように普及してきましたが、最近はその流れが普通列車にも波及効果が現れているように思います。(2001.10.) 


 ローカル線の普通列車の写真です。最近、ローカル線の普通列車にも新車が導入されるようになり、おしゃれな車両がたくさん走るようになりました。そして、特徴的なのは、車内に一つだけあるトイレが身障者対応であること。スペースは車いすを回転できるほど広くはありませんが車内に前から入り、バックして出ることはできそう。介助者も入ると、確かに窮屈にはなりますが、まあ、何とか。車内スペース的に仕方ない面もありそう。全国的に九州や関東近郊の普通列車の車両にも、身障者用トイレが設置されてきています。いまや、普通列車にトイレ自体がついてない列車も増えてきていますが、とても嬉しいニュースだな、と感じました。写真は、宮城県陸羽東線「鳴子駅」で撮影した車両です。(2001.4.)


今日子どもが風邪をひいたので、医者に行きました。で、子どもと2人でトイレにいったんですが、身障者用のトイレを使いました。すいていたというのもありますが、やはり、広くて使いやすいですよね。すごく助かるんです。おまけに男親一人だと、男子トイレは女子トイレほど子連れに配慮されていないですから、ちょっとした苦労もあります。育児の面でもバリアフリーは必要ですね。
 ただし、障害全般の取り組みと違うところは、子育ては子どもが大きくなってしまうと、関心が薄れていくというところ。自分のこととして考えられる時間が短いんですよね。一過性のもの、とも言えるでしょう。いろいろな問題を、子育てをする上で感じていくはずなのに、それを街づくりに活かしていくことができない。広がりをもたせることができない。今後、高齢化社会がすぐそこまできています。でもそのとき、ハンディを感じるであろう高齢者の声は、きっと小さくて、うまく拾えない気がします。「声の出せる人が出す。」そのあたりを意識していかないと、あまり何も変わっていかない気がして仕方ありません。自分が、今できることは何か。そんなことを考えることが、多くなった今日この頃です。
                                                             (2001.2.)


 この身障者用トイレは、関東地方のある駅のトイレですが、ごらんのとおり、身障者用トイレが男子トイレの中に設置されています。入り口も完全に分かれているので、きっと女性の利用客の方々は、利用するとき困ってしまうでしょうねえ・・・。この逆の例も、もちろんあるんですよ。女子トイレの中にしか、身障者用トイレがない、とか。私は男ですが、きっと入りにくいと思います。しかし必要に迫られれば、入ることになると思いますけど・・・。
 理想は、男女それぞれにひとつずつ身障者用トイレがあればいいのですが、(関西は、案外そのようなトイレが多くて、びっくり。カルチャーショック、でしたけど。)もし、ひとつしか難しいのであれば、独立した入り口を設けてほしいものです。
(2001.1.)


 最近の車内のトイレ事情について考えてみたいと思います。(写真は総武線車両。)
 今までは、新幹線や一部の特急列車にしか車内にはトイレがない状態が続いてきましたが、最近は在来線にも、新型車両が導入されるのに合わせて、車いすで利用できるトイレが設置されるようになってきています。 トイレ内で車いすを反転させたり、介助者の入るスペースが十分ではなかったりと、まだまだ改善の余地があるような気もしますが、車内のトイレ自体が設置されないケースも増えてきており、一歩前進、という気はします。ただ、限られたスペースであることは十分わかってはいるつもりですが、せめてもう一回りスペース的に広ければ、使い勝手のよい空間になる気がしています。今後、関係機関の方に検討していただきたいと思っています。(このホームページ、見てくれてるかなあ?)
 どんなにサービスを展開したとしても、まずはトイレ。サービスの基本は、トイレだと思います。利用者の外出の安心感は、随分違ってくると思うのです。皆さんが、外出の際不便に感じていることはなんですか?メールや掲示板でご意見を聞いてみたいです。待ってます。(2001.1.)


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